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古くから茶花として愛され、庭づくりにも人気の「バイモユリ」の魅力とは?

2023.03.18

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

バイモユリ


バイモユリ
細い茎に6枚の花弁のベル型の花が下向きに咲きます。この風情ある姿が古くから茶花として愛されてきました。

■属科・タイプ:ユリ科の秋植え球根
■花期:3月〜4月

■草丈:40〜80cm

古くから茶花として愛されてきた、楚々とした姿が魅力的


バイモユリとよく呼ばれますが、これは通称で、和名はバイモ、またはアミガサユリです。学名はフリチラリア・ツンベルギで、ユリの仲間ではないのでお間違いなく。

アミガサユリの名は、花弁の内側をのぞくと濃いえんじ色の網目模様があることから付けられました。バイモユリを見かけたら、ぜひベル型の花の中をのぞき込んでみてください。表側の表情とはまったく異なる印象に驚くと思います。

淡い緑色の花が下向きに咲く楚々とした姿にはとても風情があり、昔から茶花としても親しまれてきました。日本には江戸時代に薬用植物として渡来したといわれています。

鱗茎に咳止めや痰切りなどの効果があるとされ生薬として利用されていました。鱗茎の形が、母貝が子貝を抱いているように見えることから貝母と名づけられたとされています。現在でもバイモの成分を含む漢方薬がありますが、アルカロイドが含まれているため、副作用には注意が必要です。

バイモユリは本当に人気のある花だと感じています。観光ガーデンでも個人邸でもバイモユリを咲かせているところはとても多く、私も大好きな花です。咲き出しが意外に早く、暖かいエリアでは3月上旬から咲くこともあります。何より淡い緑色のベル型の花が優しくて爽やか。

そして草姿が華奢で、しなやかな雰囲気があるのも素敵。さらに葉の先端がくるっと巻いているのがとてもかわいらしい! この巻いたつるで他の植物にしがみついて自身を支えながら成長するわけで、か弱い雰囲気ながらしたたかな面ももっているのだなあと感心させられます。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

球根の植えつけ適期は9月下旬〜10月。夏に休眠するので、春は日差しが当たり、夏には木陰となる落葉樹の下が向いています。明るい日陰でも育ちます。乾燥に弱く、また過湿も嫌うので、水はけ・水もちのよい土壌に植えつけます。植えつけ前に元肥を施し、球根2球分ほどの深さに植えつけます。植えつけ時にたっぷり水やりし、その後は土壌が乾いたら水やりを。追肥の必要はありません。花が終わったら花茎ごと切り取り、葉が自然に枯れるまでそのままにします。夏の休眠期も土壌がからからに乾いたら水やりをします。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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