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卯年生まれの内田有紀さんが、爽やかなきもの姿を披露「何事も決めつけず、挑戦していきたい」

2022.12.19

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“年男年女”の正月きもの 第1回(全5回) 2023年の幕開けにふさわしい晴れ着姿でご登場いただいたのは、卯年生まれの皆さん。スポーツなど体を動かすことが得意なのも共通点で、健康的な笑顔と軸がビシッと決まった立ち姿が絵になります。

内田有紀さん【1975年生まれ】
何事も決めつけず、挑戦していきたい


内田有紀さん
内田有紀(うちだ・ゆき)
1975年東京都出身。1992年俳優デビュー。近年の出演作に、ドラマ『ドクターX 外科医 大門未知子』シリーズ、『華麗なる一族』などがある。現在、ドラマ『君の花になる』に出演中。2023年春スタートの『連続ドラマW フィクサー』(WOWOW)に出演予定。


内田有紀さん辻が花染めの第一人者である小倉淳史さん制作の「折鶴蘭の図」訪問着。若芽色の地に絞りで表現された蘭は小倉家独自の技法によるもの。
きもの/銀座もとじ 和染 帯/銀座もとじ 和織 帯揚げ/和小物さくら 帯締め/道明 扇子/井澤屋 髪飾り/かづら清老舗

自分にも他人にも噓がなく、チャーミングな先輩がたに憧れます


昔からお母さまのきもの姿が大好きだったという内田有紀さん。

「母の優しさや美しさが際立って見えて、子どもながらに憧れました。自分自身は時代劇では派手なきものが多く、こんな優しく爽やかな色のきものは初めて。私に似合うかどうか未知な配色でしたので、袖を通したときにはとても気持ちが高まりました。年を重ねると、自分に似合う似合わないを決めつけて選択肢を狭めてしまいがちですが、それではもったいないですよね。お仕事もお声がけいただいたら、多少不安があっても飛び込んでみることにしています。その一つが『華麗なる一族』の悪女役で、得難い経験をさせていただきました。現在、同じ監督の作品で『連続ドラマW フィクサー』というドラマを撮影中で、私はニュースキャスターの役を演じています。キャスターとしてのリアリティを求めるにあたり大変難しい役ですが、その分、とてもやりがいがあります」。

生き生きと語る内田さんには、女性として、俳優として、尊敬する先輩がたくさんいるといいます。

「ときどきお食事をご一緒させていただく加賀まりこさんと天海祐希さんは、自分にも人にも噓がなく、まっすぐでチャーミングなかたがた。お二人のような先輩がたの輝きが道を照らしてくださるおかげで、私は勇気と希望を持って歩いていけるし、年を重ねることが楽しみに思えます。そのことに感謝しながら、いろいろなことに挑戦していきたいです」。

目をキラキラさせながら話す内田さんもまた、同世代や後輩たちの歩く道を照らす道標に違いありません。

卯年生まれの今をときめく5人が競演
“年男年女”の正月きもの

撮影/鍋島徳恭 きものコーディネート/相澤慶子 ヘア&メイク/板倉タクマ〈ヌーデ〉 着付け/髙橋惠子 取材・文/清水千佳子

『家庭画報』2023年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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