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散歩に出れば必ず見かける!? 冬の庭の頼れる名脇役「ダスティーミラー」

2023.01.13

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ダスティーミラー


ダスティーミラー
葉に深い切れ込みが入る‘シルバーダスト’。株がコンパクトにまとまります。

■属科・タイプ:キク科の宿根草
■観賞期:通年

■草丈:10〜60cm

散歩に出れば必ず見かける花壇や寄せ植えの名脇役


この時期ならば、花壇に植えられたまだ小さな苗のパンジーやビオラの隣に、また、ガーデンシクラメンの鉢植えに…、など植えられているシーンまで浮かぶほど広く利用されているシルバーリーフがあります。学名はセネシオ・シネラリア。和名はシロタエギクで、英名はダスティーミラー。園芸店などで見ると英名で出回ることが多いので、ダスティーミラーで紹介します。

シルバーリーフは他にも種類がありますが、耐寒性がとにかく強いという点で冬〜春にかけてはダスティーミラーが絶対の信頼を得ています。「冬の庭でこれだけ頼りになる植物はなかなかありませんよ」と話してくれたガーデナーさんもいました。

白い産毛のような細かい毛に覆われた葉は、育った環境で真っ白にも、少し青みがかったシルバー色にもなります。華やかな花色と合わせればアクセントとしてよく目立ち、パステルカラーと合わせると統一感のある軽やかな雰囲気をもたらしてくれ、とにかく使い勝手のよいリーフだと思います。

また、花とは異なる葉の形が花壇や寄せ植えに変化のある表情を生み出す効果もあります。最近ではダスティーミラーにも葉形の異なる品種が増え、バリエーションが豊かになっています。深い切れ込みがある‘シルバーダスト’、丸みのある大きな葉の‘ニュールック’など、一緒に植える花に合わせて葉形を選ぶことができます。

散歩道でダスティーミラーを見かけたら、寒さに負けない丈夫な性質をぜひ褒めてあげてください。そして、葉形をチェックしてどの品種か見極めてみてください。

ダスティーミラー
白いビオラとダスティーミラーの組み合わせは、早春らしいすがすがしさを感じさせます。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★☆☆☆☆

常緑の宿根草なので、春を過ぎてもそのまま育てると大きな株になります。ただ、冬〜春の花壇に適した低めの草丈で利用したい場合は、一年草扱いとしてもよいと思います。日当たりがよく、水はけのよい土壌に植えつけます。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。水やりは雨まかせでかまいませんが、土がからからに乾いたときは、株元にたっぷり水やりします。高温多湿に弱いので、やや乾燥ぎみに管理します。初夏には黄色の小さな花も咲きます。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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