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「血」の滞りが更年期症状にも影響。秋のホルモンの変調を漢方の知恵で解説

2022.10.06

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イラスト/浜野 史

更年期症状は「血(ち)の道(みち)症」。シミや青あざにも表れやすい


「血の道症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。漢方では昔から女性の生理にまつわる病をこう呼んでいます。今の概念で最も近いのは、更年期の冷え・のぼせ、ホットフラッシュ、イライラなどで、これらは瘀血の典型的な症状です。

頭に血が上ったまま流れが滞り、古い血が残ると、抜け毛や白髪が増えるだけでなく顔にシミができやすくなったり、ぶつけた覚えのない青あざがしょっちゅうできたり。レバー状の月経血があるのも瘀血によって新陳代謝が行われていない証拠です。瘀血は症状として表れやすいのが特徴。自覚したならば、即、改善にとりかかりましょう。

漢方の知恵と養生ですこやかに

1月
1-1 この時季忍び寄る“寒邪と乾邪”とは? かぜ、インフルエンザに注意

1-2 漢方的アプローチで風邪予防。寒さを断ち、喉を守るセルフケア
2月
2-1 春とは名ばかり、まだ風は寒く。冷えがもたらす“冬の気がかり”
2-2 夜間排尿の回数を半分に減らす、夕方の正座と寝る前の入浴
3月
3-1 開花とともにやってくる。花粉症とアレルギー症状
3-2 甘味を控える“引き算の養生”を。睡眠不足と温度差にも注意
4月
4-1 春の陽気がもたらす倦怠感。体はだるく、のぼせや目の充血も
4-2 日中の活動性を左右する“夜の食”。胃腸の負担を軽くして快眠を
5月
5-1 人の「気」も上昇し、不安定に。新緑が癒やす「五月病」
5-2 リラックス効果を持つ「緑」。森林浴と新茶の香りで心の安定を
6月
6-1 梅雨どきの「湿邪」は心身の大敵。体の湿気対策でさわやかに
6-2 お灸や軽い運動で汗を出し、利尿作用のあるお茶で水分を体外へ
7月
7-1 冷たい飲み物の誘惑に注意。胃腸を壊しやすく、食欲不振も
7-2 水分補給は“常温のお茶”で。下痢にはお灸、食欲低下には梅肉を
8月
8-1 温度差が「気血」の巡りを妨げ、全身に不調を起こす「冷房病」
8-2 汗を出し、体を温めて夏バテ予防。疲れを秋に持ち越さない
9月
9-1 喘息や肺炎に進みかねない「秋の鼻炎」にご用心
9-2 喉や肺を潤す食べ物を。満腹は咳の引き金になる
10月
10-1 「血」を巡らせて更年期症状を和らげる
撮影/本誌・武蔵俊介 イラスト/浜野 史 取材・文/浅原須美

『家庭画報』2022年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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