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山野草のような楚々とした花。愛好家も多くいる「秋咲きシクラメン」

2022.10.21

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

シクラメン・ヘデリフォリウム


シクラメン・ヘデリフォリウム
10月下旬、神奈川県のガーデンで落葉樹の根元に咲くシクラメン・ヘデリフォリウムを見つけました。淡いピンク色の楚々とした花が愛らしい!

■属科・タイプ:サクラソウ科の宿根草
■花期:9月〜11月

■草丈:10〜15cm

夏〜秋に咲くかわいらしいシクラメンもあります!


シクラメンというと、冬の鉢花や、庭でも咲く小型のガーデンシクラメンを思い浮かべますが、それとは別に野生そのものに近い原種系のシクラメンもあります。その中に夏の終わりから秋にかけて花を咲かせるシクラメン・ヘデリフォリウムがあり、秋咲きシクラメンとも呼ばれています。

原種系のシクラメンは栽培が難しいといわれますが、適した環境下では意外に長生きする性質で、ヘデリフォリウムは肥料を控えめにしてじっくりと育てると、塊茎と呼ばれる球根が大きくなり、10年以上生育することも珍しくありません。

原種系シクラメンの栽培家さんを訪ねた際に、30年ものの球根を見せていただいたことがありますが、直径30cmくらいの大きなかたまりに驚くと同時に、植物の生命力に感嘆しました。

ヘデリフォリウムをはじめとする原種系のシクラメンは、室内花に見られる豪華なシクラメンとは異なり、山野草のような楚々とした花を咲かせます。その愛らしさに惹かれ、原種系シクラメンをコレクションする愛好家も多くいます。

ヘデリフォリウムは、休眠期が開ける8月の終わりに花茎が伸びてきて花を咲かせます。花期の間は葉は出ず、年が明けてからに葉が出て育ちます。

シクラメンといえば、花の根元を覆う丸みのある大きな葉も魅力の一つですが、葉の姿をまったく思い出せないのもまた、ヘデリフォリウムの個性ではないかと思います。地面に近い位置で咲くので、散歩の途中で落葉樹の下など、目を凝らせて探してみてください。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

日なたから半日陰を好み、とくに夏の強い直射日光が苦手なので、落葉樹の下などに植えるのがおすすめです。乾燥ぎみの土壌を好むので、水はけのよい土壌を選びます。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。多肥にしないほうが株が長生きします。地植えの場合は、水やりの必要はありませんが、雨が降らない日が続いて土がからからになったときは株元にたっぷり与えます。6月くらいに葉が枯れて休眠期に入ったら、水やりはせずに乾燥ぎみに管理します。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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