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秋の食養生の基本は、喉や肺を潤す食べ物。呼吸器の不調に漢方的セルフケアを

2022.09.15

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漢方の知恵と養生ですこやかに 第9回(02) 処暑を過ぎやがて秋分へ――。この季節の変わり目に気をつけたいのが呼吸器系の病気。くしゃみや鼻水が咳に変わり、喘息や、場合によっては肺炎をも起こしかねません。春先とは異なる、秋口の鼻炎ならではの症状と養生法を根本先生に伺います。前回の記事はこちら>>
〔解説してくださるかた〕
横浜薬科大学客員教授・薬学博士 漢方平和堂薬局店主 根本幸夫先生

●前回の記事
喘息や肺炎につながりかねない「秋の鼻炎」にご用心! 持病のある人は特に注意を

喉や肺を潤す食べ物を。満腹は咳の引き金になる



イラスト/浜野 史

生薬にも用いられる、ねぎの白い部分と、ゆり根を


秋の食養生の基本は、肺や喉など呼吸器を潤す食べ物を摂ることです。その代表がねぎの白い部分。葱白(そうはく)は漢方薬としても用いられ、発汗、健胃、去痰などの効能があります。ゆり根にも肺を潤し咳を鎮める作用があり、これを用いた漢方薬の百合(びゃくごう)は精神安定や不定愁訴の改善などに幅広く使われます。「百の病が合わさったようなときに効果がある」との意味でつけた薬名から、「ゆり」に「百合」の字があてられるようになったといわれています。

また、ぎんなんに咳止めや喘息の発作予防効果があることは昔から知られており、漢方薬の定喘湯(ていぜんとう)はぎんなんを使った咳止めの薬です。身近なところでは旬を迎える梨。梨のジュースは喉を潤し、咳止めや痰切り、声がれにもよく効きます。

刺激物や消化の悪いものは避け、近づく台風にも用心を


咳や喘息のときに避けたい食べ物は刺激物やアクの強いものです。唐辛子などの辛い食べ物やタケノコ、山菜類、魚卵などは症状を誘発します。消化の悪いもち米を使った赤飯、餅、せんべいなどは胃に長くとどまり続けるだけでなく炎症の要因になり、呼吸器症状以外にもリウマチや痔など炎症性の疾患を悪化させることになります。

食べ過ぎて満腹状態になると膨れた胃が横隔膜を押し上げて肺を圧迫し、咳の症状がひどくなります。喘息の発作が起きたときは、横にならず上体を起こし、引力で横隔膜を少しでも下げて肺への負担を軽くする体勢をとりましょう。また、喘息は低気圧の影響を受けやすく、台風シーズンの9月は特に注意が必要です。

漢方薬は、喘息と鼻炎の両方の症状がある場合は小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を処方し、神経症を伴うときは半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を一緒に使います。咳喘息がひどいときは麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、そして慢性的に呼吸器系が弱い人の体質改善には柴朴湯(さいぼくとう)がよく用いられます。
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