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更年期のメンタルを改善するには? 症状に応じた漢方薬や生活習慣の見直しを

2022.08.03

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天野惠子先生のすこやか女性外来 第3回(03) 急に始まった気分の落ち込みやもの忘れに、「もしかして心の病?」と心配になる人も多いようです。天野先生によれば「更年期のメンタル症状の多くは、女性ホルモンの減少による一時的なもの」とのこと。更年期の心や脳はどうなっているのか ──。正しい知識を得ることが対処法の第一歩です。前回の記事はこちら>>

更年期の症状/メンタルの不調
不眠、イライラ、うつ、思考力低下。更年期は心も脳も不安定


●前回の記事
更年期のメンタルヘルスを左右する3つの物質とは。減少すると起こる不調は?

天野惠子(あまの・けいこ)先生

天野惠子先生

静風荘病院特別顧問、日本性差医学・医療学会理事、NPO法人性差医療情報ネットワーク理事長。1942年生まれ。1967年東京大学医学部卒業。専門は循環器内科。東京大学講師、東京水産大学(現・東京海洋大学)教授を経て、2002年千葉県立東金病院副院長兼千葉県衛生研究所所長。2009年より静風荘病院にて女性外来を開始。

じっくり話を聞き、丁寧に説明
症状に応じて漢方薬を処方


天野先生の治療は、患者さんの話をよく聞き、不調の原因を説明することから始まります。

45~50歳の初期の不眠にはホルモン補充療法が比較的効きますが、それ以外のメンタル症状によく使うのは漢方薬。患者さんが“今いちばん困っている症状”を聞いてそれに合う漢方薬を処方します。

受診の前に、下の例を参考に自分の症状に当てはまる市販の漢方薬で効き目を試してみるのも一つの方法です。

漢方薬や抗不安薬などを用いても改善がみられない場合は、精神科の専門医を紹介しています。

メンタルの症状によく使われる漢方薬の例


不眠。体は疲れているのに眠れない
→酸棗仁湯(さんそうにんとう)

精神的に不安定になり、ささいなことで不安になったり悲観的になったりする
→甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

胃腸が虚弱で顔色が悪く、抑うつ的。貧血やもの忘れ、動悸などが起きることもある
→加味帰脾湯(かみきひとう)

神経質、不安や不眠がある。やせて顔色が不良で疲れやすい。驚きやすく動悸やめまい、寝汗を伴うことがある。虚弱
→桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

気分がふさぎ、喉や胸がつかえる感じがする。胃もたれ、おなかの張り、動悸を伴うこともある。几帳面な性格
→半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

不眠、不安、イライラがある。驚きやすい、怒りっぽく攻撃的。気分は不安定で変わりやすく、落ち着きがない
→柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

のぼせて顔が赤く、精神的にも興奮している。便秘、イライラ、頭痛、耳鳴りを伴うことがある
→三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

イライラしやすい、怒りやすい、落ち着きがない、興奮しやすく神経過敏。まぶたや顔面の筋肉のけいれんを伴うことがある
→抑肝散(よくかんさん)

不安やイライラがある。*幅広い不定愁訴に有効な更年期障害の代表的処方
→加味逍遙散(かみしょうようさん)

便秘、イライラ、のぼせを伴う月経困難症や精神症状がある。月経前にイライラする、急に精神的に不安定になる
→桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

*参考文献『女性外来のための漢方処方ガイド』(じほう)
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