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【松岡修造の健康画報】86歳の現役医師・帯津良一先生が実践する「攻めの養生」とは?

2022.06.07

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帯津先生と松岡さん

太極拳の動きをする帯津先生は悠然として格好いい。松岡さんも見よう見まねでトライ。

「攻めの養生」の要は心をときめかせること
「たくさんときめいて、免疫力をアップさせましょう!」── 松岡さん


松岡 養生といえば、先生はいつも「攻めの養生」とおっしゃいますね。攻めと養生は相いれないようにも感じますが、攻めていいんですね?


帯津 「養生」を辞書で引くと、「生命を正しく養う」とあります。それで私が考えたのは、今までの養生は体に気をつけて病を未然に防ぎ、天寿をまっとうするという、どちらかというと守りの養生だったけれど、本当はそうじゃないだろうということです。私はいつも患者さんと二人で、その人のがんを治すために西洋医学で何ができるか、中国医学で何ができるか、戦略を立てるんですね。その際、最初に話すのが自分でできる養生法のことで、心の養生については「ときめきのチャンスを逃さないで」といいます。チャンスはみんなに平等にあるからと。

松岡 残念ながら、年を重ねると、ときめくチャンスは少なくなるようにも思うのですが。

帯津 いやいや、チャンスはいくらでもありますよ。私は患者さんに廊下で挨拶されただけで嬉しいし、お酒は年中楽しい。毎日ときめいています。

松岡 なるほど、説得力があります。

帯津 うちの患者さんはみんな私の本を読んで来院されますから、そういう話をすると、「わかってます!」と頼もしいんです。心の養生の次は食養生。私は玄米菜食や漢方のおかゆなど、いろいろ試してみて、今は万人に合う食養生はないと思っています。だから、患者さんには、「自分の食はこれでいくんだ」という理念を築いてくれと話します。私の友人に肉とお酒しか口にしないモンゴル人の内科医がいて、「肉は俺の石炭、酒はガソリンだ!」と豪語していましたが、102歳まで元気に生きました。

松岡 ほかの人は関係なく、自分の心がときめくような食生活をするのが大事だということですね。

帯津 はい。免疫力を高める最大の要因はときめきです。60年間、がん患者さんと接してきてわかりました。
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