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河原や池のほとりなどで見つけてみて。直線的なラインが素敵な「セイヨウミソハギ」

2022.07.12

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

セイヨウミソハギ


セイヨウミソハギ

濃いピンクの長い花穂が魅力のセイヨウミソハギ。花穂が上に向けて揃うので、花色が目立ってきれい。

■属科・タイプ:ミソハギ科の宿根草

■花期:7月〜9月
■草丈:80〜100cm

単体よりも組み合わせで魅力を放ちます


本日ご紹介する花を見つけるポイントは、河原や池のほとりなど湿気が多い場所をお散歩コースに選ぶことです。ミソハギは日本各地に自生する宿根草で、湿気がある水辺などに生息します。庭などで利用されるのは西洋種のセイヨウミソハギですが、これも湿気のある場所を好む性質は変わりません。

まっすぐ伸びた茎にピンクの小さな花を穂状に咲かせますが、その花穂が長く、花色がよく目立つのが特徴です。この花だけを単体で見ると、それほど魅力的に感じないのですが、ススキなどのグラス類や、夏に咲く丸い花の間で咲いていると、花穂の直線的なラインがよく目立ち、「やっぱり素敵な花だわ」と魅力を再認識します。

以前スコットランド人のガーデナー、ニコラス・レナハンさんに日本の夏の花選びについて伺ったことがあり、「高温多湿な環境で参った」そうですが、その環境でも信頼して植えられる花の一つがセイヨウミソハギだと話していらっしゃいました。もともと湿気を好む花で耐暑性も強いので、もっと利用すべきとニコラスさん。セイヨウミソハギは夏の庭づくりの強い味方ですね。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

日当たりを好むので、湿気がある土壌で日陰にならない環境に植えます。地下茎でよく増え、親株から離れた場所であらたに株が成長することもあるので、予定外で育った株は抜き取るか、欲しい場所に植え替えるとよいでしょう。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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