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桜色に染まる奈良へ。花の寺として名高い2つの名所「長谷寺」&「安倍文殊院」(桜井市)

2022.03.17

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奈良の桜紀行 第4回(全25回) 奈良の桜こそ、私たちが今いちばん見たい風景ではないでしょうか。新たに誕生した宿、地元に愛される美食処とともに古都の桜の名所をご案内します。前回の記事はこちら>>

長谷寺・安倍文殊院(桜井市)


長谷寺・安倍文殊院(桜井市)

絢爛たる美しさ。桜色に染まる花の寺


一年を通して四季の花々が楽しめる長谷寺と安倍文殊院。花の寺として名高い2つの名所は、春、桜一色に染められています。染井吉野、枝垂れ桜、奈良八重桜に山桜……さまざまな桜が広大な境内のそこかしこに咲き誇る長谷寺(上の写真)。

風雅な灯籠が吊るされた登廊に導かれてたどり着いた本堂に立つと、まさに舞台さながら桜にけむる祈りの里が一望できます。


かたや安倍文殊院では、500本の染井吉野が境内を彩ります。とりわけ文殊池の水面に姿を映す桜と金閣浮御堂の組み合わせは、一幅の絵を見るよう。

全景を見渡すには、晴明堂が建つ展望台に足を延ばして。

1.長谷寺


長谷寺・安倍文殊院(桜井市)
四季の風情を豊かに映す「花の御寺」、長谷寺。小初瀬山中腹に建つ舞台造の本堂(国宝)は、徳川家光による再建。本堂へと続く登廊は、桜が終わった4月下旬頃から牡丹に彩られる。

長谷寺
桜井市初瀬731-1
TEL:0744(47)7001
近鉄「長谷寺駅」から徒歩15分 本尊特別拝観2022年7月10日、大講堂特別拝観6月5日まで開催中。

2.安倍文殊院


長谷寺・安倍文殊院(桜井市)
創建は645年。御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」の諺で有名な文殊菩薩。快慶作、日本最大(7メートル)を誇る文殊菩薩像と4人の脇侍を伴う「渡海文殊群像」が国宝に指定。

安倍文殊院
桜井市阿部645
TEL:0744(43)0002
近鉄、JR「桜井駅」から徒歩約20分 金閣浮御堂にて春の寺宝展開催中(2022年3月1日~5月31日)。

〔特集〕奈良の桜紀行

01 “佐保の桜に 焦がれて”映画作家・河瀨直美さん

02 300年守られてきた圧巻の一本桜「又兵衛桜」(宇陀市)

03 千本の枝垂れ桜が咲き誇る「天空の庭 高見の郷」(東吉野村)

04 花の寺として名高い2つの名所「長谷寺」&「安倍文殊院」(桜井市)

05 菜の花と桜、美しい彩りの競演!「藤原宮跡」(橿原市)

06 奈良の「世界遺産と桜」スポット4選

07 リゾートホテル「ふふ 奈良」で至福の時を

08 「JWマリオット・ホテル奈良」で春旅のステイを快適に

09 老舗醤油蔵元が宿に!「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」

10 奈良「紀寺の家」で快適な町家暮らしを体験!

11 露天風呂から絶景を独り占めする「ANDO HOTEL 奈良若草山」

12 奈良をマイペースで楽しめる「MIROKU 奈良」

13 息を呑む美しさで魅了する 日本料理「白(つくも)」

14 春に訪れたいレストラン「アコルドゥ」

15 正統の味と、心づくしのおもてなし「奈良 而今(にこん)」

16 医食同源のコースが魅力「中國菜 奈良町 枸杞(くこ)」

17 新スタイルのすき焼き!奈良の新スポットに誕生「㐂つね」

18 奈良「おか田」八寸を主役にした月替わりのコース

19 奈良の伝統野菜を味わえる和食店「粟 ならまち店」

20 お客が引きも切らない蕎麦の名店「一如庵」

21 田園風景に佇む一軒家レストラン「プルイェ」

22 そうめんの老舗「三輪山本」で奥深いそうめん文化を堪能

23 できたての葛菓子を堪能。「葛の館 茶房葛味庵」

24 名所や宿、美食処、奈良の達人に伺う「私の好きな奈良」

25 名所やお店など「奈良のおすすめスポット」





この特集の掲載号
『家庭画報』2022年4月号



『家庭画報』2022年4月号


撮影/鍋島徳恭 取材・文/河合映江
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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