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急ぐべきか、急がざるべきか? 救急外来は、救命と応急処置のためにある

2018.01.26

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お医者さまの取扱説明書 総合内科医の尾藤誠司先生に、患者と医師の良好コミュニケーション術を教わります。記事一覧はこちら>>
医師が考える「救急」の範囲は、私たちが思う以上に狭いようです。救急外来を「夜間も開いている一般外来」と思って利用すると、無下な扱いを受けることも。いちばん大事なのは手遅れにならないこと。判断がつかない場合は行くべき。でも何のための“救急”かを知っておきましょう。

尾藤誠司(びとう・せいじ)先生

尾藤誠司(びとう・せいじ)先生
1965年、愛知県生まれ。岐阜大学医学部卒業後、国立長崎中央病院、国立東京第二病院(現・東京医療センター)、国立佐渡療養所に勤務。95年〜97年UCLAに留学し、臨床疫学を学び、医療と社会とのかかわりを研究。総合内科医として東京医療センターでの診療、研修医の教育、医師・看護師の臨床研究の支援、診療の質の向上を目指す事業にかかわる。著書に『「医師アタマ」との付き合い方』(中公新書ラクレ)、『医者の言うことは話半分でいい』(PHP)ほか。


 

患者が考える救急と医師にとっての救急は違う


症状がつらくて、夜中にやっとの思いで救急外来にやって来たのに、医師の対応が意外にあっさりしていて、肩透かしだった。こんな経験をお持ちのかたは多いのではないでしょうか。実は救急担当の医師も「この患者さん、せっかく来てくれたけれど、こんな対応で期待外れなんだろうな……」と思うことがしばしばあるといいます。

尾藤誠司先生によれば、それは解釈の違い――つまり患者の考える「救急」が、医師が対象とする「救急」より範囲が広いことが多いために生じるズレだとのこと。

「救急外来の担当医が現場で考えることは明確です。一つは“この患者さんはあくる日の朝、生きているかどうか”。命にかかわる怖い病気か否かを見極めて、命を救うために今必要な処置を施すこと。

もう一つは、出血や激しい痛みに対する応急処置。救急外来は主にこの二つの状況への対応を集中して行うことに特化した窓口なのです。

したがって、“2週間くらい前から胃がムカムカして……”などといわれると、“え? どうして今? 明日の朝ではだめですか?”との気持ちが、言葉にしないまでも態度や顔に出てしまうことがあるのです」

救急外来が「夜間も開いている一般外来」ではないことを知って利用しないと、無駄な時間と労力を費やすことになりかねません。
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