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あのローザンヌから10年。ハンブルク・バレエ団プリンシパル菅井円加さんが創る未来

2022.02.22

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今、世界を魅了する輝きの舞台「華麗なる日本のバレエ新時代へ」 第5回(全6回) 「イタリアで生まれ、フランスで育ち、ロシアで大人になった」といわれる舞踊芸術、バレエ。発祥から数百年の時を経て、今、日本は世界有数の「バレエ大国」といわれています。世界の頂点に立つ日本人ダンサーの先駆けとして時代を拓いたレジェンド、吉田 都さん。海外の名門カンパニーでバレエの“現在(いま)”を舞い、スターダムを駆け上がる若き日本人バレリーナたち。それぞれの場所で芸術の花を咲かせる美しき5人の姿をお届けします。前回の記事はこちら>>

世界の名門バレエ団の頂点へ
花開く日本人バレエダンサー、その素顔


英国ロイヤル・バレエ団、パリ・オペラ座バレエ団、ハンブルク・バレエ団、マリインスキー・バレエ団。世界最高峰のバレエ団で、トップダンサーとして活躍する若き日本人バレリーナたち。2021年末、オンラインインタビューを通して伺った、彼女たちの“生の声”をお届けします。

ハンブルク・バレエ団 プリンシパル
菅井円加


菅井円加さん


撮影/Shizen Kazama

菅井円加(すがい・まどか)
神奈川県出身。3歳のときに体操を始める。6歳のとき佐々木三夏バレエアカデミーでバレエを始める。2012年、ローザンヌ国際バレエコンクールでクラシック、コンテンポラリー両部門で1位を獲得し、ジョン・ノイマイヤー氏が総監督を務めるナショナル・ユース・バレエに入団。2014年、ハンブルク・バレエ団に研修生として入団。2015年、コール・ド・バレエとして正式団員となる。2017年、ソリストに昇格し、ノイマイヤー振付『シンデレラ・ストーリー』で全幕物の主役を務める。2019年に日本人初となる最高位のプリンシパルに昇格。

超人的なテクニックと豊かな表現力が生み出す“人間味”あふれる舞台


「菅井円加」。バレエファンでなくとも、その名前に聞き覚えのある人は多いのではないでしょうか。

年に一度、スイスで開催される「ローザンヌ国際バレエコンクール」。2012年の大会に17歳で出場した円加さんはみごと第1位に輝き、そのニュースは「快挙」の二文字とともに日本中を駆け巡りました。

「あの時は、本当にびっくりしました。自分の名前がテレビで流れ、新聞に載り、今でいう『アンチ』みたいな声も聞こえてくるようになって。ローザンヌでつかんだ未来にわくわくする一方で、『私はもう何があってもこの道で行かなくちゃいけない』というプレッシャーを感じてしまったこともありました」

ベートーヴェン・プロジェクトⅡ

作曲家ベートーヴェンとその作品をモチーフにした作品『ベートーヴェン・プロジェクトⅡ』(ジョン・ノイマイヤー振付)を踊る菅井円加さん。この作品は2022年2月に再演される予定。撮影/Kiran West

あの「ローザンヌ」から10年を経て


あれから10年。円加さんはしかし、浮き足立つことも、重圧に押し潰されることもなく、ドイツの地で力強く自分の道を切り拓いていました。

所属しているのは17世紀創設の由緒あるカンパニー、ハンブルク・バレエ団。現代最高の巨匠振付家であるジョン・ノイマイヤー芸術監督のもとで、円加さんは2019年からプリンシパルを務めています。

「ここで重視されるのは『ストーリーをどう伝えるか』や『人間味や感情の襞をどう表現するか』。それがこのカンパニーの一番の特徴だと思います」。

“いつか絶対に踊ってみたい”役は、ノイマイヤーが振り付けた傑作バレエ『椿姫』のヒロイン、マルグリット。

「『椿姫』こそ人間味を表現できる究極の作品。踊る人によって、見え方も全く変わります。もしも私が踊ったならどんなマルグリットになるのか、それを自分でも知りたくて」
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