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ヴェルサイユ宮殿に宿泊する夢が現実に! パリ最新ホテルレストラン「ル・グラン・コントロール」

2022.02.24

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新しいパリ物語 第2回(全11回) 2024年夏季オリンピックのメイン開催地となるフランス・パリ。活気づく街を牽引するように、新たに誕生したホテルやレストランは、これからの時代のキーワードを体現したものになっています。未来に向けた最先端のラグジュアリーの形を、いち早くご紹介いたします。前回の記事はこちら>>

ル・グラン・コントロール Le Grand Contrôle


ル・グラン・コントロール

18世紀、マリー=アントワネットの時代にタイムスリップしたようなホテルレストラン。古文書を紐解きつつ丹念に修復、再構成した内装をはじめ、スタッフのユニフォームのディテールに至るまで往時を彷彿させるものがある。

夢のヴェルサイユ宮殿に泊まる


ル・グラン・コントロール


レストランはアラン・デュカスの監修。敷地内のオランジュリーに実る柑橘類をはじめ、近隣の生産者が手塩にかけた野菜などが、当代随一の料理人の技によってテーブルを彩る。ディナー時は王の宴を再現した劇場のようになる。

王妃マリー=アントワネットの暮らしを追体験するような特別な時間




ヴェルサイユ宮殿の敷地の一角。17世紀に建てられ、18世紀には王室の財務長官の邸として数々の歴史の舞台となった建物が、4年の大工事を経て2021年6月にホテルレストランとして再生。ヴェルサイユ宮殿に滞在するという夢のようなアイディアが現実のものになった。手がけるのは、フランスの高級保養地にパラス級のホテルを展開している「エレル」グループ。

ル・グラン・コントロール

合計14の客室は、館に深いゆかりのある貴族の名前がついていて、彼らが生きた時代の最上の趣味を再現したような内装になっている。ファブリックを担当したのはパリの一流ブランド「ピエール・フレイ」。色柄は、宮殿の古文書のデッサンにあるモチーフから復刻したオリジナルで、部屋ごとに誂えた生地が使われている。上の写真は、財務長官ジャック・ネケールの私室部分を改装した「ネケール・スイート」。120平方メートル、天井の高さ4メートル、三方から光が入るという贅沢さで、天蓋付きのベッドルーム、サロン、猫足のバスタブがゆったりと置かれた浴室まで、まさに城の暮らしそのもの。

宿泊者のみが体験できる感動の特別プラン


このホテルに滞在することは、宿泊を超えた特別なイベントです。午後3時にチェックインすると、ヴェルサイユ宮殿の広大な庭をゴルフカートで散策、あるいは運河でボート遊びというお楽しみが待っています。

胸のすくような光景に深呼吸した後はホテルで優雅なアフタヌーンティー。ひと息つくと、今度はなんと閉館後の宮殿を巡るツアーが用意されているのです。

ル・グラン・コントロール

フランスの王朝文化の贅の頂点を今に伝えるヴェルサイユ宮殿の中でも特に象徴的な「鏡の間」。一生のうちにひと目見ようと、世界中からやってくる観光客で賑わいが絶えない場所だが、見学時間の後、扉が閉まった宮殿をホテルのゲストだけで特別に訪れることができる。©Via Tolila

年間の来場者800万人ともいわれる館内を日中の喧騒が去った後、たった14室の宿泊客で満喫できるのですから、まさにヴェルサイユ宮殿の特別ゲストになる体験といっても過言ではないでしょう。滞在中、各部屋に専属のスタッフが付いて細やかな心配りをしてくれるのも嬉しいところです。

王たちの宴を彷彿させる芸術的なテーブル


国を動かす歴史の舞台となった昔の執務室は、往時の面影を残す床や鏡などを丹念に修復してダイニングルームになっています。

料理は20の星を持つフレンチの巨匠アラン・デュカス氏の世界観そのもの。朝食、ランチ、アフタヌーンティー、日曜のブランチまで、宮廷衣装を思わせるユニフォームをまとったスタッフの優美な所作で供されます。とりわけディナーは現代の美食と歴史絵巻のスペクタクル。

ル・グラン・コントロール

右・パリ近郊、昔ながらの方法で栽培された極上のマッシュルームをうなぎの燻製、クレソンとともに余すところなく味わう一品。左・ブランマンジェを飾る花びらはレモンの原種、セドラの皮を使ったもの。コンフィにした果肉、レモンのクリーム、そしてオリーブオイルが隠し味になった爽やかなデザート。

サロンでのアペリティフが進むと、メートルドテル(給仕長)が由緒ある大きな棒で床を鳴らして晩餐開始の合図。ゲストがそれぞれのテーブルに着くと、3種の前菜が運ばれてきます。

さらに魚、肉、そして複数のデザートと続きますが、その都度、棒の合図と口上があり、一斉に料理が供されるという流れ。ほかでもない、ヴェルサイユだからこそのガストロノミーここに極まれり。忘れえぬ一夜が約束されています。

ル・グラン・コントロール

独自のショコラ工房を持つデュカス氏のレストランならではの濃厚な味わい。ルイ15世がこの館を購入した年号「1724」が命名され、先代の太陽王にちなんだ形に金箔があしらわれたシグニチャーデザート。

下のフォトギャラリーから、詳しくご覧いただけます。

Information

ル・グラン・コントロール Le Grand Contrôle

12 rue de l’Indépendance Américaine 78000 Versailles

  • 全14室 客室料金 : 1700ユーロ~。「ネケール・スイート」は1万ユーロ~(朝食、アフタヌーンティー、ミニバーのほか、ヴェルサイユ宮殿・トリアノン・庭園などの特別ツアーも料金に含まれている)。レストラン ランチコース90ユーロ~、ディナーコース「レ・ソン・マルシュ」280ユーロ。
撮影/武田正彦 取材・文/鈴木春恵 ※1ユーロ≒131.19円(2022年1月5日現在)※料金やメニュー等は変更になる場合があります。
『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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