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「今の私」と「未来の私」の健康のために。女性内科・女性外来の診療内容は?

2022.02.09

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女性特有の不調を解消し、更年期からの健康を支える「性差医療」最前線 第5回(全8回) 初潮から閉経までの約40年にわたり女性ホルモンに庇護され続けてきた私たち女性の体は、更年期を境に次のステージへと入っていきます。こうした性差の視点から成熟世代の女性の健康づくりをサポートしてくれるのが2001年以降、全国各地に設置されてきた「女性外来」です。年を重ねても自分らしく生きていくために──。その扉を叩いてみませんか。前回の記事はこちら>>
「今の私」と「未来の私」の健康のために、性差医療の専門外来のサポートを
女性外来を設置する医療機関は全国に約300。その規模により診療スタイルはさまざまです。このうち定評のある女性外来を取り上げ、特徴や診療内容について詳しくご紹介します。

静風荘病院(女性内科・女性外来)


静風荘病院

天野先生の診療は患者さんの身の上に起こった“症状の物語”を聞くことから始まる。思いの丈を話すことで気持ちが楽になる人も多い。


女性のための総合診療科を掲げ、行き場に悩む人の相談と治療にあたる

「多種多様の症状を抱えた患者さんに適切に対応するには一人の医師では限界があります。そのことを患者さんにも知ってほしい」と天野惠子先生はいいます。

静風荘病院の女性外来は、天野先生が一人で担当しているため、コンサルテーションに力を注いでいます。

診療を希望する患者さんには事前に病歴を提出してもらい、天野先生が得意とする症状や疾患以外は豊かなネットワークを駆使し、その人に最適な医療機関の情報を提供。「いわば“女性のための総合診療科”です」。

そして、天野先生が得意とする更年期の不定愁訴、微小血管性狭心症、筋痛性脳脊髄炎炎、慢性疲労症候群などには漢方薬や和温療法を併用しながら治療にあたります。

和温療法

和温療法は40~60度に設定された乾式サウナ器で全身を15分温める。

安静保温

その後、毛布で全身を包んで30分安静保温し効果を持続させる。血流がよくなりリラックス効果もある。

漢方薬や和温療法も活用し多種多様な症状と向き合う

治療の切り札となる和温療法は「私自身、更年期症状で苦しんでいたときに試してみて効果の高さを実感しました」。もともと心不全の治療法として開発されたものですが、積極的に活用しています。

「患者さんの立場になる。これは私が絶対に譲れない信念です」。行き場に悩む女性たちに天野先生は寄り添い続けます。




NPO法人性差医療情報ネットワーク「女性外来マップ」

天野惠子先生が理事長を務めるNPO法人性差医療情報ネットワークの調査によると、全国には性差医療の考え方に基づいて女性の健康を支援する医療機関が約300施設あります(2018年1月現在)。同法人では、女性外来を開設している医療機関のリストを公開しています。

URL:http://www.nahw.or.jp/hospital-info



Information

静風荘病院

埼玉県新座市堀ノ内1-9-28

撮影/鍋島徳恭 ヘア&メイク/木下庸子〈Plant Opal〉 取材・文/渡辺千鶴

『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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