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生物学者・池田清彦さんが綴るwithコロナ時代のヒント。環境に“能動的に”適応すること

2022.02.02

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新しい世界の生き方 2月・生きやすい場所を探す

生きやすい場所を探す

選・文=池田清彦(生物学者)

生物は遺伝子の突然変異と自然選択によって環境変動に適応していくと言われているが、まずその前に、環境が変動したら、自分たちが暮らしやすい環境に移動する方が一般的だ。


コロナ禍によって、家庭環境は大きく変わり、リモート勤務のため、家人がずっと家に居たり、あるいは買い物に出かけるにも、マスクを付けなければならなかったりと、生活様式は激変した。

うまく適応できる人もいれば、できない人もいる。変化した環境に無理に合わせるよりも、そういう中でも、自分が最も心地よいやり方を探した方が良い。

環境変動に受動的に適応する努力より、能動的に適応する方がストレスも少ないし、何よりも楽しいと思う。
『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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