2018年ブレイク必至の俳優 古川雄輝さんの素顔とは？

身長180㎝、モデル顔負けのスタイルのよさ。中学時代はバスケットボール、高校・大学時代はブレイクダンスに打ち込んでいたそう。

──韓国・富川（プチョン）の映画祭で『風の色』の上映会に行かれたそうですね？

「富川の映画祭で『風の色』を観て、字幕があったほうが観やすいと感じました。というのが、この映画の脚本は韓国語の脚本を訳したもので、日本人が使わないような表現が出てくるんですね。たとえば、隆（りゅう・古川さんの役名）は、日本人ならたぶん「好きです」という場面で「愛しています」という。日本語だと少し不自然なこのセリフが、英語版字幕の“I love you”だと、すんなり入ってきたんです。上映会ではまた、韓国の人はここで笑うのか、といったことも思いました。この映画にはコメディ的な要素も結構あるんですが、日本人よりも海外の人に受けると思います」

──なるほど、11年間海外で過ごして、異文化や英語をよく知る古川さんならではの興味深い考察ですね。そんな見方ができるのは、演じるうえで武器になりそうですね。

「うーん、武器になるときとならないときがあるなと思います。一つのセリフに何パターンか言い方があるときに、たまに間違ったほうを選んじゃうことがあるんですが、そんなとき、帰国子女だからかな･･････と思ったりすることがあって（笑）。そういう感覚のずれみたいなものが、『そう演じるんだ？　面白いね』となる場合もあれば、『いや、そっちじゃないよ、古川くん』となる場合もあって。だから、いいときも悪いときもあります」

──海外での仕事も多いそうですが、そうした仕事を通じてどんなことを感じていますか？

「世界規模で見たら、僕ら日本人は圧倒的にマイノリティだということを痛感しています。こんなにまじめな国民、世界中で日本人だけですよね。たとえば、撮影もきっちり時間どおりに進める。これは日本人のよさで僕は好きですが、海外でそんなふうにやっている人はいなくて、それを僕らは『適当だな』と思いますが、向こうからすると『君たちは働き過ぎだよ。なんでそんなにまじめにやってるの？』という話ですから」

──最後に、今後挑戦したいお仕事について、お聞かせください。

「僕の場合、実年齢より下に見られがちで、最近まで学生の役もやっていましたが（※29歳のときに15歳の役を好演したことも）、30代になって、いただく役が変わってくると思うんです。そして、学生の役と大人の役では芝居の手法が違ってくると思うので、大人の役をいろいろと経験して、40代、50代になっても通用する技術を身につけたいと思っています」

トランプを手渡し、「マジシャンみたいなポーズで」とリクエスト（無茶ぶり？）したところ、快く応じてくれました。

 



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