ヴァン クリーフ&アーペルの歴史は、宝石商の娘、エステル・アーペルと、宝石のカットを専門とする職人の息子アルフレッド・ヴァン クリーフの幸福な結婚からスタートしました。1906年、パリのヴァンドーム広場22番地にヴァン クリーフ&アーペルの店舗をオープン。愛の物語からスタートしたメゾンは、その後も数多くのロマンティックなエピソードを紡ぎ出し、モナコのレーニエ王子がグレース・ケリーにウエディングギフトとして、ダイヤモンドとパールのセットジュエリーを誂えた逸話は、あまりにも有名です。
![ジュエリーで描き出す詩情豊かな世界〈ヴァン クリーフ&アーペル〉](https://images.www.kateigaho.com/media/article/12539/images/editor/a9405102e85ff0fa034c78bacef80a374b515a2c.jpg?h=550)
© Van Cleef & Arpels
ヴァン クリーフ&アーペルが得意とするのが、花や蝶、鳥など、自然界のモチーフや、妖精やバレリーナの動きを宝石と金属で再現したジュエリーです。繊細な情感や滑らかな美しさを支えるのは、職人たちの高度な技術。現在では、すべてのハイジュエリーを自社アトリエで創っているヴァンドーム広場唯一のメゾンとなっています。ヴァン クリーフ&アーペルのロゴマークには、メゾンの頭文字とともにヴァンドーム広場の中央にそびえる円柱のモチーフが刻まれています。それは、パリを代表する宝石商として、伝統の技を守りながら進化を続けるトップジュエラーとしての誇りの証かもしれません。