KOGEI Art Fair Kanazawa 2021が開幕！金沢の秋を満喫する最旬スポット6軒もご紹介

縁煌（えにしら）

町家空間に所狭しと並ぶ若手作家の作品。伝統工芸でありながらモダンな要素を取り入れた作品が並ぶ。

若手作家のモダンな作品をセレクトしたギャラリー

北陸にゆかりのある若手工芸作家の作品をセレクト販売。その取り扱い作家は80人を超えます。１階が常設ショップ、2階は不定期で個展や企画展が開催され、店内を彩る高岡 愛さんの箔アートワークは、今回の会場となる「ハイアット セントリック 金沢」のロビーやスイートルームでも目にすることができます。

オーナーの野原 歩さんが、さまざまな出会いによって見いだした新進気鋭の工芸作家たち。KOGEI Art Fair Kanazawa 2021への参加にあたっては、将来有望な若手作家たちが思う存分力を発揮できるように、アートピース的要素の強い作品を依頼したといいます。


店舗は、ひがし茶屋街の茶屋建築の建物で、アートフェアのホテル空間とはまた違った雰囲気。それぞれの空間で工芸作品を鑑賞する楽しみがあります。

ガラス作家・小坂未央さんのオブジェ「Tide」。後ろの箔アートワークは、高岡 愛さんの作品。

縁煌（えにしら）
石川県金沢市東山1-13-10
TEL：076-225-8241
営業時間：10時～17時
不定休

 

ArtShop 月映

町家空間に展示されるアート作品。木の柱や古道具を生かした展示表現も見どころ。

町家ギャラリーで出会う立体アート

明治期の町家を改装したアートギャラリー。立体的なアート作品を中心に、オブジェや壁掛けなどを展示販売。取り扱い作家は、金沢にゆかりのある、また地元に根付く技術を生かして表現する若手アーティストです。

ギャラリーの特色に、作品が展示される個展開催期間が約1か月と長く、また町家という空間に展示されることで、より生活の中でのアートを体感しやすいということがあります。

金沢駅からも徒歩圏内の安江町に立地しているので、アートフェア期間中に、足を運んでみてはいかがでしょう。

竹岡健輔さんの作品「おりなす’21-1」。10月には個展を開催。

ArtShop 月映
石川県金沢市安江町18-10
TEL: 076-256-5371
営業時間：10時～18時
定休日：月曜・火曜
毎月末の3日間は休み

 

石黒商店

明治から大正頃に作られた加賀蒔絵「丸小蓋盆」。２つに分かれる面白い仕立て。

骨董の魅力に触れ、発見する

近江町市場からも程近くに建つ、創業明治37年（1904）の老舗骨董商。町家の建物内は、美術工芸品だけでなく手に取りやすい価格帯の現代作家の作品も並べられています。

老舗の古美術骨董業界が集う美術倶楽部への出展はもちろんのこと、アート系のフェアにも積極的に参加する石黒商店。これまであまり骨董品になじみがなかった方との出会いの場を作り出してきました。

「今年のアートフェアでは、加賀蒔絵を中心に展示します。ホテルの一室という現代空間で、蒔絵がどのように映え、空間を彩るか、ぜひご注目ください」と話す、4代目店主の石黒太朗さん。アート系ギャラリーとはまた違った空間の演出に期待が膨らみます。

昭和初期に建てられた町家造りの店舗を、伝統的な意匠・工法はそのままにリニューアル。塗り直した弁柄格子が鮮やか。

石黒商店
石川県金沢市十間町53
TEL：076-231-5114
営業時間：10時～17時
定休日：日曜・祝日、年末年始
※KOGEI Art Fair Kanazawa 2021期間中は、店舗は休業

各ショップの写真はフォトギャラリーでも多数ご紹介しています。