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棋士仲間も絶賛。中村太地王座の素顔に迫る……将棋特集特別リポートVol.3

2018.01.10

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イケメン棋士のお一人として将棋界の人気を牽引。普段はこんなふうに優しげな表情なのに、勝負になると見せる攻めの棋風と、時折きらっと光る目力の強さ。そのギャップも、魅力なのかもしれませんね。

―最近は、棋士の皆さんがお昼に食べたメニューが話題になったりしていますが、こうしたことをどう感じていますか?


「そういう楽しみ方もあるのか、と教えられた感じですね。将棋を見るきっかけは、“お昼ご飯をたくさん食べるから、あの人の昼食に注目してみよう”でもいいですし、”かっこいいから”とか、“話し方がおもしろいから”とか、なんでもいいと思います。もっとほかにも新たな楽しみ方を教えてほしいですね(笑)。盤面のことはわからなくても真剣度合いは伝わると思うので、そういうものも感じ取っていただけたらいいなと思います」

―対局中の指し手には、指す方の性格が出ると感じますか?



「出ますね。本質的なところをいうと、将棋には決まった、最善の手というのがあるはずなんです。でも難しすぎて人間の力じゃわからないところになると、性格の出た手になったりするんですね。そういうところで指していると、対局しながら会話しているようで、“棋は対話なり”というものを感じます。“プロ棋士なら、ここはこう指す”という場面も結構多いけれど、自分のやりたいことや性格を表現できるところも何か所かあって、そういうところで勝敗が決まったりするんですよ。それがおもしろいです」

―中村王座は、どんな棋風ですか?


「僕は、攻めが好きです。積極的に動いて、自分から局面を動かしていく棋風。どちらかと言ったら冒険する感じで、攻めるか受けるか迷ったら、わからなくても飛び込んでいきます。日常生活は手堅くいきたいですけどね(笑)。ファンの方に、そういう部分を好きだと言ってもらえることもあって、嬉しいです」

小松庸子/Yoko Komatsu

フリー編集者・ライター
世界文化社在籍時は「家庭画報」読み物&特別テーマ班副編集長としてフィギュアスケート特集などを担当。フリー転身後もフィギュアスケートや将棋、俳優、体操などのジャンルで、人物アプローチの特集を企画、取材している。

 
【短期集中連載】小松庸子の「将棋愛(eye)」 Vol.1 祝・羽生善治二冠「永世七冠」達成! 未掲載のQ&Aを特別リポートVol.2 佐藤天彦名人の「お城」を特別取材   取材・文/長谷川仁美 構成/小松庸子 撮影/本誌・坂本正行
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