フィギュアスケート

髙橋大輔さんが氷上で魅せる! 年末の風物詩『クリスマス オン アイス 2017』リポ

2017.12.22

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エンターテインメントと上質な滑り、両方を堪能できた大人の「XOI 2017」


今回、人気の高さを再認識したのはアイスダンスのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組(カナダ)。

初日昼公演での登場でアナウンスされたときは、あまりの歓声にまったく聞き取れませんでした(笑)。「Unchained Melody」も第2部の「Vuelie/Let It Go」も優雅で華がある2人の魅力を堪能できました。

目の保養になりますよね。観客の皆さんの反応から、髙橋さんファンの方々はアイスダンスもお好きなんだなと感じます。それぞれの時代時代に、アイスダンスにはタイプの異なる素敵なカップルがいるので、平昌五輪も楽しみですね!




2014年にXOIが再開されて以来、毎回参加しているケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組。今年もまた美しい世界で魅せてくれました。

鈴木明子さんの「Clair de lune~月の光」もため息が出ほど美しくて、心洗われました。空気のベールを身に纏い、水面をたゆたうように銀盤を滑って行く鈴木さん。

ステファン・ランビエールさん振付のこのプログラムはかなりの高難度ですが、スケーティングスキルが高い鈴木さんならではの繊細な滑りにいつもうっとりします。何度でも見たくなる大好きな作品のひとつです。



鈴木明子さんは第1部で「Clair de lune~月の光」、第2部では「White Christmas」を披露。感情のこもった大人のスケーティングでした! 衣装もいつも素敵です。

クリスタル・ケイさんの「君がいたから」とコラボした村上佳菜子さんの気持ちがこもったスケーティングや、今年の2月に女の子をご出産されたタチアナ・ボロゾジャル&マキシム・トランコフ組(ロシア)のラブラブな演技、「ステファン先生がスピンしているのでしょうか?」と思うほど、師匠の技を吸収しつつあるデニス・ヴァシリエフス選手(ラトビア)の急成長ぶりなど、心に響いたものはまだまだきりがありません。



今年、現役を引退した村上佳菜子さん。楽公演では転んだままエンディングを迎えてしまうハプニングがありましたが、それを笑いに変えられるのも、天性の才能です!

会場内のイルミネーションや、レーザー光線など照明に関しても、銀盤の使い方や色のセレクトがモダンに進化していた印象を受けました。製作側もいろいろな経験を髙橋さんと共有して、スキルアップしているのかもしれませんね。

2017年最後を飾る楽公演。観客はもちろんですが、スケーターの皆さんも終ってしまうのが名残惜しくて、何度もリンクを回って挨拶してくれました。お楽しみがあちこちに散りばめられいていた『クリスマス オン アイス』、きっとまた来年会えますね!

小松庸子/Yoko Komatsu

フリー編集者・ライター
世界文化社在籍時は「家庭画報」読み物&特別テーマ班副編集長としてフィギュアスケート特集などを担当。フリー転身後もフィギュアスケートや将棋、俳優、体操などのジャンルで、人物アプローチの特集を企画、取材している。
取材・文/小松庸子 撮影/本誌・坂本正行
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