憧れの着姿は「渋格好いい」スタイル。大好きな縞きもののコーディネート　柴田理恵のきもの遊び 「日日是“笑”日」

軽快な縞きもので晴の輔とお散歩へ

こちらは、『きものSalon』2021春夏号でも紹介された一枚。綿唐桟（めんとうざん）と桜の小紋を毛抜き合わせに仕立て、リバーシブルで着られるという凝ったリメイクに。メンズライクなコーディネートの中で、下駄の赤い鼻緒にきものらしい艶っぽさが薫ります。



お散歩に連れて行ってもらえると思った瞬間、愛犬・晴の輔が大興奮。

帯は米沢織の板締め絞りの半幅帯。適度にヒップラインが隠れる矢の字結びは、大人の半幅スタイルにおすすめです。

足元や袖口からは桜柄がちらりとのぞきます。桜を見送ったこの季節に、花の名残を感じさせる装いとなりました。

お散歩から戻った晴の輔は、ぐったり(笑)。もうすぐ1歳を迎えるやんちゃ盛りですが、こんな無邪気な寝顔を見ると思わずこちらもニッコリ。

縞きものには、小粋なかんざしを

縞のきものを一層格好良く仕上げる小道具がかんざし。フェミニンなデザインよりも、私の目に留まるのは玉かんざしや、アンティークショップに並ぶモダンなデザインなど。

ほんのひと匙のアクセントですが、後ろ姿がご覧の通り！江戸前のちょいと「いい女」風に見えませんか？


小物使いでイメージや気分まで変わることも、きものの醍醐味ですね。