今井 翼さんがスペインを代表する画家に！ ミュージカル『ゴヤ -GOYA-』

ポスタービジュアルでは現代の洋服を着用しているが、「劇中では、当時のスペインの服装に基づいた衣装を着ます」とのこと。

――仕事を再開されて約1年半。改めて今どんな気持ちですか？


「僕は病を経験して、1度立ち止まる期間をいただきました。こうしてまた演じられる喜びも、もちろんありますが、こんな僕にチャンスをくださり、舞台の真ん中に立たせてもらえることのありがたさを、すごく感じています。ただ、少し前の自分に比べると、そこまでプレッシャーは感じていないんです。やるべきことを楽しんでやることが大事だなと思っていて。皆さまの前に生身で立つからには、僕自身も日々塗り替えていくというか、日々更新しながら、お客さまに直接会える空間を楽しんでいきたいです」

――今年40歳になる今井さん。どんな40代にしたいですか？

「年相応に年齢を重ねていくのが理想です。仕事の内容もそうであったらいいなと思いますし、40代の男性としていいシワを刻んでいきながら、自分が憧れる渋みを持った男性に少しでも近づいていければと思います。自分の時間も充実させて、内面的にも、余裕のある男になっていきたいですね」

――今後、挑戦してみたいことはありますか？

「まずは、皆さんにお力をいただきながら、この『ゴヤ』を成功させたいです。僕にとって縁の深いスペインが舞台、そして思い入れのある日生劇場です。ゴヤの紆余曲折した人生を、大胆かつ丁寧に、熱く演じたいと思います。世界中が大変な状況で、ストレスを抱えている方も多い今。劇場へいらしてくださった皆さまに、この作品が持つエネルギーを少しでもお届けしたいという思いで、みんなで準備しています。エンターテインメントの力というものを、感じていただけたら嬉しいです」