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自覚がないまま眼瞼下垂が進んでいることも。上まぶたのたるみに「美容医療」という選択肢を

2021.04.08

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かたせ梨乃さんも眼瞼下垂が進行中?
50代からの悩みナンバーワン「上まぶたのたるみ」


「目が小さく見える」「目尻が下がった」など、50代以上の受診者からの相談で最も多いのが上まぶたのたるみです、と中北先生。そして顔立ちの印象まで変えてしまうこの悩みに深く関係しているのが眼瞼下垂の症状です。

近年は芸能人の手術などでよく知られるようになりましたが、少しずつ進行するため自覚がないケースが多いのだそう。


かたせさんも中北先生の視診で「若干の眼瞼下垂があります。まぶたを開けるため、無意識に眉や額の筋肉を使っていて、眉の位置が高くなっています」と診断されました。

かたせさん自身も「見ることに不自由を感じていないので自覚はなかった」と話します。

自覚症状がなく眼瞼下垂が進んでいることも。下の兆候に心当たりがあれば早めにクリニック受診を





こんな症状思い当たりませんか?


● まぶたが重く、開きづらいと感じるときがある
● 視野が狭くなったと感じる
● 額にシワが増えてきた
● 目と眉の間が広くなったように感じる
● 肩こりや頭痛がある
● 長年コンタクトレンズを使っている




眼瞼下垂の兆候があるかチェックを


眼瞼下垂の兆候があるかチェックを
視界を確保するために額や眉の筋肉を使う癖があると、イラスト左のように眉と目の間が広くなります。以下の方法でチェックを。

上がった眉を指で本来の位置に下げるとまぶたがたるむ、もしくは目を閉じ眉を軽く押さえながら目を開けたときに眉や額の筋肉が動いたら、眼瞼下垂の兆候があります。




眼瞼下垂とは、まぶたが開けにくく、黒目にかかり“見る機能”が低下した状態。

症状が軽度のかたに多いのが、まぶたの皮膚の下垂や余剰によるもの、もう一つが腱膜の劣化による真性の眼瞼下垂で、こちらは保険適用の治療が受けられます。どちらも、眉や額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げがちなので頭痛、肩こりなど健康面にも影響が表れます。

上のチェックリストで、該当項目がある場合は形成外科医がいるクリニックの受診をおすすめします。

目もとの中でも、特に上まぶたの問題には美容医療が役立ちます。見た目も改善される上、治療に踏み出すことで心身が楽になるケースが多いからです。

改善の第一選択は手術ですが、手術以外の治療も選べます。



まぶたの構造


まぶたを開けるのは、イラストで眼球の上に描かれている眼瞼挙筋。この筋肉がまぶた近くで眼瞼挙筋腱膜という薄く弾力のある組織になり瞼板とつながっています。

まぶたの構造




上まぶたがたるむ原因は大きく2つ


皮膚のたるみ

皮膚のたるみ
まぶたの皮膚のハリが低下し、たるんで下垂した状態。眼瞼挙筋、眼瞼挙筋腱膜の伸びなどがなければ「たるみ治療」として皮膚切除や照射治療などで改善、予防できます。

眼瞼下垂

眼瞼下垂
まぶたを開ける眼瞼挙筋腱膜が伸びたり瞼板から外れて目が開けづらく、機能が低下した状態。皮膚のたるみが併発していることも。根本的改善は手術で保険適用も可能。



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