マダム･チェリーさん母娘と、ラ･プレリー「スキンキャビアコレクション」のターニングポイント

70歳でアパレルブランドのモデルに抜擢され、ラ･プレリーのアンバサダーも務めるマダムチェリーさんと、娘の福安アンナさん。著書『マダム・チェリーの「人生が楽しくなるおしゃれ」』も好評。

インスタグラムも大人気。注目の人、マダム・チェリーさん

兵庫県芦屋市のカフェ「ラ・スリーズ」オーナーのマダム・チェリーさん。70歳でアパレルブランドのモデルに抜擢され、以降モデルとしても活躍中です。


2018年から投稿を続けるインスタグラムのフォロワーは1万8808人^※に及び、ファッションを楽しむ前向きな生き方や、ポジティブな言葉の数々に、幅広い層の女性たちから共感と憧れの声が集まっています。

※2021年3月現在

ブランドの美意識を体現するアンバサダー

ラ･プレリーでは、起業家やアーティストら、ブランドの美意識と共鳴する影響力のある女性たちが、世界各国でブランドアンバサダーとして活動しており、マダム・チェリーさんは2020年よりラ･プレリー ジャパンのアンバサダーを務めています。

マダム・チェリーさんはどんな女性なのでしょう。共にカフェを営み、モデル活動などのマネジメントも行う、“一番の相棒”だという娘の福安アンナさんと共にインタビューに答えていただきました。

母娘で振り返る
スキンキャビアコレクションのターニングポイント

ラ･プレリーの最も象徴的なスキンケア「スキンキャビアコレクション」の3つのターニングポイントとなる年をキーワードに、2人にお話を伺います。

1987年
スキンキャビアコレクションの誕生

――お2人は当時どのように過ごされていましたか？

マダム・チェリーさん（以下、マダム）：1987年というと私は41歳で、娘は12歳くらいの頃ですね。当時は東京に住んでいて、西麻布の一本裏通りに「ルエル ドゥ ドゥリエール」というカフェを友人がオープンし、そこでケーキ作りを手伝うようになりました。

お店には、文化人や芸能人、いろいろな業界の方がたくさんいらして、皆さん本当にシンプルで美しい方ばかり。内からにじみ出るような美しさ、自分を大事にしている美しさを感じていました。

話し方や所作なども、“こうなれたらいいな”というお手本になっていましたね。

福安アンナさん（以下、アンナさん）：当時の母の印象は、交友関係も広く、いつもおしゃれをして出かけて、楽しそうな華やかな日々でした。



1987年頃のマダムチェリーさんご一家。

――ラ･プレリーの当時の印象は？

マダム：ラ･プレリーというブランドはもちろん存じていましたが、41歳の当時の私にとっては夢のようなスキンケアでしたね。

アンナさん：高嶺の花だったのかしら？

マダム：いつか使えたらいいな、という憧れがずっとあって。実は、ラ･プレリーは小学生の頃から知っているんです。小さい時、映画乙女だったの。洋画が好きで、その頃に『映画の友』とか『スクリーン』という雑誌を生意気なんですけれど、読んでいたんです。

その時に、ハリウッドやフランスの素敵な女優さん男優さんが、スイスのレマン湖にあるクリニック ラ･プレリーに、映画のクランクインの前に入って何か月間か過ごすというニュースを読んで憧れていて。それが一番最初のラ・プレリーとの出会いです。

――40代のマダムチェリーさんはどんなお手入れをしていましたか？

マダム：私は肌が柔らかいタイプで、40代になると一気にたるみを感じるようになりました。でも当時は今のような情報もなく、特別なケアもせず“年のせい、仕方がないわ”とほったらかしだったんです。

少しずつやってくる加齢を受け入れられず、目を背けて避けてしまっていた時期でした。今考えるともったいないことをしたと思うわ。