エンターテインメント

吉原光夫さんが生田斗真さんと共演! 舞台『ほんとうのハウンド警部』

2021.02.18

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2011年には帝国劇場開場100周年記念公演『レ・ミゼラブル』で、日本公演歴代最年少の32歳でジャン・バルジャン役を務めた。新演出となった13年、15年、17年公演では、ジャン・バルジャンとジャベールの二役を演じている。

――5月には、5度目となるジャン・バルジャン役で出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』も控えている吉原さん。理想の俳優像はありますか?


「特にないんです。そもそも、42歳にもなって、いまだに“これが自分の天職だ”と言いきれないところがありますし。ただ、自分がときめくような、もしくは自分を削るような作品に出合いたいという思いや、演劇に関しては“手づくり”するものにかかわっていきたいという思いは、強く持っています。それで結構、“面倒くさい俳優”だと言われているんです(苦笑)。なんでも出ます!とは言わないから。家族がいるので稼がなきゃと思うと、難しい部分もありますが、子供はちゃんと見てますからね。子供が見ている自分はどうありたいかということを大事にしながら、やっていこうと思っています」

――吉原さんにとっての、演じることのいちばんの魅力は何でしょう?

「うーん、何だろう? 結構つらいことばっかりだからなあ(笑)。ひとつ言えるのは、僕は演劇によってすごく救われている、いわゆる社会不適合者の一人なんですよね。演劇によって手放せる感覚や感情というのがあって、それを日々仕事としてやれるというのは、すごく魅力的というか、僕にとってはありがたいこと。役者をやっている人には多かれ少なかれ、そういう感覚があると思います」

――劇世界に没入して、言葉でうまく表現できないような感情や感覚を開放する楽しさは、観ているほうにもあります。

「そうなんですよね。そうやって共有してもらえるからこそ、つらいことが多くても役者はやりがいを感じる。この『ほんとうのハウンド警部』も、そういうものになったらなと思います。絵梨ちゃんは、戯曲に書かれている本質を引っ張り出すことにストイックに取り組み、作品と役者のエネルギーをうまく操ってくれる人。なぜ今この作品をやるのか?ということを、人一倍考える演出家でもあるので、きっと皆さんに楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」

吉原光夫/Mitsuo Yoshihara

俳優
1978年、東京都出身。1999年に日本工学院八王子専門学校演劇科を卒業し、劇団四季附属研究所に入所。2007年に退団するまで、『ライオンキング』や『ジーザス・クライスト=スーパースター』『美女と野獣』など多くの作品に出演する。2009年にArtist Company響人を立ち上げ、演出も手がける。2021年5月から帝国劇場ほかで上演されるミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演予定。また、出演映画『燃えよ剣』が2021年10月に公開予定。



シス・カンパニー公演『ほんとうのハウンド警部』



2021年3月5日~31日/Bunkamuraシアターコクーン S席/1万2000円 A席/9000円 コクーンシート/5500円 ※2021年2月20日より一般前売り開始 お問い合わせ/シス・カンパニー 電話03-5423-5906
作/トム・ストッパード 翻訳/徐 賀世子 演出/小川絵梨子
出演/生田斗真、吉原光夫、趣里、鈴木浩介、池谷のぶえ、峯村リエ、山崎 一
http://www.siscompany.com/hound/
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