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「ピアジェ」がネックレスで表現した太陽の輝き。見事な作りと潔いまでの美学

2021.03.18

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ジュエリー見聞録

ピアジェ

息をのむほどに美しい砂漠の風景を彷彿させて
驚くほどしなやかに首もとに寄り添い、美しいデコルテを演出するネックレス。長短さまざまなゴールドに施された手彫りによるパレス装飾の表情豊かな輝きが、ほかにはないエキゾチックな存在感を放ち、顔色を明るく彩ります。“ゴールデン オアシス”ネックレス(PG×ルビー×サファイア×ダイヤモンド)3900万円/ピアジェ ●お問い合わせ/ピアジェ コンタクトセンター TEL:0120-73-1874

ゴールドのあしらいが特徴的なデザイン


解説/山口 遼(宝石史研究家)


四方八方に広がる太陽の光線を描いたネックレスは、“ゴールデン オアシス”と題する「ピアジェ」の新作です。デザインの上では、こうしたものをサンバースト──飛び散る太陽光──と呼びます。おそらく、太陽が地平線に達した時の情景をデザインしたものでしょう。

太陽光を表すのは丸みを帯びた長短の細い無数の金の線です。金にしては赤いと思われるでしょう。おそらく金に混ぜる割金と呼ばれる金属に、銅を多く使っているのではないでしょうか。ここまで赤いのは珍しい使い方です。

ピアジェ

昇ってくる太陽が照らす山々を、サファイアとルビー、そしてダイヤモンドで表現しています。面白いのは、全ての宝石がスクエアカットと呼ばれる四角の形状のものだけを枠留めにしているところです。それもあえて揃えずに凹凸があり、ユニークな表情を作り出しています。

ピアジェ

金の部分は、それぞれしなやかに動きます。スクエアカットの宝石の下の部分に細い弾性のある金線を通し、そこから光線の部分を吊り下げた作りです。そういうと簡単に思われますが、こうしたデザインの一番難しいところは、実際に使用した時に、これらが重なり合わないように作ることなのです。

もっと素晴らしいのは、金線の部分に一切宝石を使わなかったことです。普通なら、何本おきかにダイヤモンドなどをセットしたくなります。それを避け、彫りで見事に表現しているあたりがさすがですね。
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/栗本 光

『家庭画報』2021年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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