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滝や小川の流れる庭を独り占め。伊豆・修善寺「あさば」の贅を尽くした離れで至福のくつろぎを

2021.03.08

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安心・安全なくつろぎを求めて プライベートを楽しむ極上の宿 第9回(全11回) 国内外を自由に旅することがままならなくなった今、真のリラックスを求めて、旅先の宿を選ぶ基準は大きく変化しています。1日1組もしくは数組の小さな宿、離れや独立したコテージが充実した宿を日本全国で探しました。小さな宿ゆえにそれぞれのコンセプトが明快な個性派揃い。厳選の10軒にご案内します。前回の記事はこちら>>
はなれ天鼓

主屋の奥に増築された「はなれ天鼓」は、12.5畳+4畳+12.5畳寝室+広縁+テラスの約220平方メートル。こちらのみ7歳以下も滞在可。

贅を尽くした「はなれ天鼓」で至福のくつろぎを
あさば(静岡・修善寺)


日本の名宿として知られる伊豆・修善寺の「あさば」。2019年の夏、離れの「はなれ天鼓」が誕生して、すでにリピーターを迎える人気を博しています。


露天風呂

四季折々の自然に抱かれながら、肌あたりのよい修善寺の湯を存分に楽しめる檜の露天風呂。庭には欅や紅葉が植えられ、春には山桜を愛でる。屋内には内風呂も備わる。

あさばファンには待望だった源泉かけ流しの露天風呂を備える「はなれ天鼓」は、庭と屋内がひと続きに感じられるつくり。滝や小川が流れる美しい庭の眺めを、自分たちだけで独占できます。

客室

「はなれ天鼓」の広縁やテラスからはもちろん、室内からも庭が眺められ、目の前を流れる小川の水音が心を洗う。

客室は、柾目の揃った吉野杉の天井、姿のよい北山杉の床柱、伝統的な聚楽壁など、日本の建築技術の粋を極めた美しさ。

そら豆のすり流し

春らしい一品、はまぐりをあしらった「そら豆のすり流し」。「はなれ天鼓」では、献立の内容もひときわ豪華に。

備品にもこだわっており、タオルはやわらかなスーピマ綿製、リネン類は最上級の海島綿製で、すべて手洗いで仕上げられます。

日中、快適に過ごせるのはもちろん、夜も心地よい眠りへと誘ってくれるのが魅力です。

食事は、夕朝食ともに客室で。昨年からは、献立や配膳も、より安心に配慮したスタイルに変わりました。

日本旅館のラグジュアリー感を引き上げた「はなれ天鼓」では、くつろぎのレベルも時代に合わせて進化しています。

女将の浅羽弥佐さん

女将の浅羽弥佐さん。「天鼓は、3世代のご家族でもおくつろぎいただける離れです」。

あさば
静岡県伊豆市修善寺3450-1
TEL:0558(72)7000
基本料金:「はなれ天鼓」1室2名利用で1泊2食付き1名27万5150円〜(税・サービス料込み)
URL:http://www.asaba-ryokan.com/
IN14時30分/OUT11時30分 全16室。うち「はなれ天鼓」1室 温泉あり
表示価格はすべて税込みです。
撮影/西山 航 取材・文/坪田三千代

『家庭画報』2021年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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