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イベントのお知らせ

【参加者募集】家庭画報 創刊70周年企画 メキシコ大使館で楽しむフラワーイベント 喜びに満ちた「死者の日」の祭典へようこそ

2026.10.01

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死者の日に欠かせないのは、メキシコ原産の花、マリーゴールド。ビビッドな色彩のケイトウやカーネーションを添えることも。亡くなった家族や友人が、マリーゴールドの香りを頼りに訪ねてくる。上は、メキシコ先住民の神話や伝説、動物をモチーフにした絵で著名な画家、テオドロ・ロムロの作品。

【創刊70周年記念】花で迎える 大使館のおもてなし 2027年に本誌は、創刊70周年を迎えます。この節目を記念して、新連載「花で迎える大使館のおもてなし」を今号からスタートしました。第1回は、メキシコ大使館へ。毎年、11月1日と2日の2日間、メキシコでは大切な伝統行事が行われます。死者たちは、この日を心待ちにして、ドレスアップしてやって来ます。駐日メキシコ大使のメルバ・プリーアさんが、年に一度の大切なパーティへお招きくださいました。さぁ、祭壇と食卓を囲み、賑やかに語り合いましょう。

[駐日メキシコ大使]メルバ・プリーアさん メキシコシティ生まれ。大学で社会学士号を、大学院で公共政策と国際学の修士号を取得。国家安全保障、戦略的研究も学ぶ。2007~15年に駐インドネシア大使、15~19年に駐インド大使を務め、19年6月より現職。

[駐日メキシコ大使]メルバ・プリーアさん
メキシコシティ生まれ。大学で社会学士号を、大学院で公共政策と国際学の修士号を取得。国家安全保障、戦略的研究も学ぶ。2007~15年に駐インドネシア大使、15~19年に駐インド大使を務め、19年6月より現職。

香り高きマリーゴールドが叶える
愛する家族や友人との再会
プリーア大使が設えた死者の日の祭壇、 「オフレンダ」。大使や大使館スタッフの 亡くなった家族の写真や彼らが好きだっ た食べ物、マリーゴールドで飾る。心を 込めて、賑やかに、生き生きと。「ここ には私の家族がみんないます。今日はみ んなが生きて帰ってくるので、一緒に食 事をして、楽しく語らいます」と大使。 死者が迷うことなく来られるよう、マリ ーゴールドの花びらで、窓やドアから祭 壇まで花道を作る。

プリーア大使が設えた死者の日の祭壇、「オフレンダ」。大使や大使館スタッフの亡くなった家族の写真や彼らが好きだっ た食べ物、マリーゴールドで飾る。心を込めて、賑やかに、生き生きと。「ここには私の家族がみんないます。今日はみんなが生きて帰ってくるので、一緒に食事をして、楽しく語らいます」と大使。 死者が迷うことなく来られるよう、マリ ーゴールドの花びらで、窓やドアから祭壇まで花道を作る。

あの世とこの世が一つになる
時空を超えた祭り

メキシコの最も大切なお祭りのひとつ、「死ディアデムエルトス者の日」をご存じでしょうか。メキシコは日本から約1万キロ離れた、太平洋の向こう側。遠い国に感じますが、亡くなった家族や先祖に対する想い、それにともなう伝統行事は、日本にとても近いかもしれません。


死者の日は、毎年11月1日と2日の2日間。亡くなった家族や友人、先祖が、骸骨姿にドレスアップして訪ねてきて、家族皆で祝うという、メキシコ先住民が古代から受け継いできたお祭りです。祭壇には、“ゲスト”の写真や、マリーゴールドを飾り、お香を焚いて煙を出し、招かれていることを知らせます。当日は、彼らの好きだった料理をたっぷりと用意して、賑やかに過ごします。お墓参りもしますが、この日だけは、子どもたちは墓場を走り回っても叱られません。マリアッチ(メキシコの民族音楽を演奏する楽団)を自宅や墓場に呼んで、歌ったり、踊ったりする家族も少なくないそうです。

祭壇のお香に火をつける大使。煙をもくもくと 出して、死者に祭壇の場所を知らせる。

祭壇のお香に火をつける大使。煙をもくもくと出して、死者に祭壇の場所を知らせる。

メキシ コの伝統的なスイーツ、ブニュエロも祭壇に。

メキシコの伝統的なスイーツ、ブニュエロも祭壇に。

「この日は、 “あの世”で暮らす家族や友人とともに過ごし、食事をしながら、この一年間起こったことなどを語り合います。それはとても楽しく幸せな時間。しんみりしたり、悲しんだりはしません。けれど、1日目の、早くに命を落とした子どもを迎える日は、静かに過ごします。死者(ロス・ムエルトス)たちは、この世では死んだけれど、あの世でそれぞれの人生を送っている。私たちが彼らを覚えていて、年に一度招かれるのを心待ちにしているのです」

そう語りながら、大使は祭壇に歩み寄り、朗らかに笑う女性の写真を手に取りました。「これは、つい最近亡くなった、私の幼なじみで親友のマルセラです。メキシコでは友人も祭壇に招きます。友は心が選んだ家族ですから、血縁の家族と同様なのです」。

大使の家族の写真。祭壇 ではお香や花の香りが大事。

大使の家族の写真。祭壇 ではお香や花の香りが大事。

死者の日には、たとえ、遠い国に住んでいても、祭壇を作れば再会が叶うと考えられています。「心がこもっていれば、祭壇の設え方や大小は関係ありません」と、つけ加えました。

大使のオーナメントのコレクシ ョンの一つ。下には骸骨姿の犬も。

大使のオーナメントのコレクションの1つ。下には骸骨姿の犬も。

「メキシコの先住民は、アニミスト。太陽や木々といった、自然の万物に霊魂や神聖な力があると信じていて、神道によく似ています。スペイン人によりカトリックが布教されましたが、この祭りは途絶えることはありませんでした。今でもメキシコ人には、自然の力や先祖との繫がりを感じ取る力があります。それは、先住民の思想に大きな影響を受けているからです」

大使の語りは、この日に欠かせない特別なホットチョコレートと、骸骨の形をした「死者のパン(パ ン・デ・ムエルト)」が用意された食卓で締めくくられました。あの世から旅をしてきた彼らに、ほっと一息ついてもらうためなのでしょう。

骸骨を象徴 する「死者のパン」(写真上)

骸骨を象徴する「死者のパン」。

メキシコ人と日本人。異なる民族だけれど、「自分はどこから来たのか」とルーツに想いを馳せ、大好きなあの人にもう一度会いたいと願い、その行事を大切にする心は同じです。

ホットチョコレートは、それは濃厚で美味。一口飲むと、じんわりと心と体の底から温まり、どことなく力が湧き出てき、幸福感で満たされました。

クローブ、シナモン、アニス で香りづけしたホットチョコ レート。カ カオはメキシコが原産。濃厚・なめらかで、日本で日常に飲むコ コアとは別物。

クローブ、シナモン、アニス で香りづけしたホットチョコ レート。カカオはメキシコが原産。濃厚・なめらかで、日本で日常に飲むココアとは別物。

【参加者募集】
家庭画報70周年記念
大使館で楽しむフラワーイベント 
第1回:メキシコ

メキシコ大使館にて、メルバ・プリーア大使とともに「死者の日」を祝う会を開催します。当日は祭壇を設けますので、亡くなったご家族やご友人、ペットのお写真などがございましたら、ぜひ一緒にお持ちになってお越しください。

大使館のシェフによる本場のホットチョコレートと死者のパンを含む郷土料理も、ブッフェ形式でお楽しみいただきます。

日時
2026年11月4日(水) 10時30分~13時30分 終了予定

会場
駐日メキシコ大使館(東京都千代田区永田町2-15-1)

参加費
お1人様2万2000円

募集人数
50名(先着順。定員になり次第締め切らせていただきます)



●お問い合わせ/家庭画報事務局
kgsalon@sekaibunka.co.jp 
電話 03(3262)5851(土曜・日曜・祝日を除く10時~17時)

注意事項(必ずお読みください)
※諸事情により、内容、人数、日時などが変更になる場合があります。
※応募には、家庭画報ドットコムID会員登録が必要です。
※先着順のため定員に達し次第、締め切らせていただきます。
※当社の個人情報のお取り扱いに関してはこちら>>からご確認、同意のうえご応募ください。

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年10月号

家庭画報 2026年10月号

撮影/坂本正行 花/長塩由実〈レ ミルフォイユ〉

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