3月14日、千家十職の1軒である樂家のお茶会を開催しました。
この催しは大阪・国立民族学博物館で6月2日まで開催されている特別展「千家十職×みんぱく:茶の湯のものづくりと世界のわざ」にちなんだもので、午前中は、特別展を見学しました。この展覧会は、千家十職が一堂に会することも稀なら、単にお茶の道具展にとどまらず、世界の"ものづくりのわざ"を見るというユニークな展覧会です。特別展実行委員長の八杉教授の案内でゆっくりと鑑賞しました。
午後は、場所を京都に移し、閑静な会員制倶楽部「桜橘庵」で昼食。琴の生演奏に迎えられ、料理は茶懐石「三友居」の仕出し料理をいただきました。
優雅にお昼を過ごしていただいた後、いよいよ、樂美術館に隣接したお茶室でお茶会。樂家は、代々、三千家の茶碗を作り続けてきた伝統の茶碗師、当代の樂吉左衞門さんで15代を数えます。お茶会は、当代作のお茶碗をはじめ、樂家代々の貴重なお茶碗が使われ、吉左衞門さんの解説、奥様のお点前で進んでいきました。そのほかのお道具も、千家十職にちなんだ名品ぞろいで、夢のような1時間半でした。
お茶会終了後は、時間まで美術館を見学しました。今回は、お茶会の性格上、当選者は15名の少数、参加されたサロン会員の方々は、皆様、名品にじかに触れられて大感激、充実した1日でした。
引き続き、4月には、袋師の土田友湖さんのお茶会、5月には、竹工芸・柄杓師の黒田正玄さんのお茶会が開かれます。
- 【写真:上から順に】
- 国立民族学博物館の特別展を見学(撮影/前川政明 以下同)
- 熱心に千家十職の展示物を鑑賞
- 琴の音に迎えられた、閑静な桜橘庵
- 懐石点心で優雅にお昼を楽しむ
- 樂吉左衞門さんの解説、奥様のお点前でお茶会
- 代々の名茶碗を実際に手にとって拝見