600号特別編集
小雪が舞い、街が墨色に染まり、ただ静寂が支配する――。
冬の京都はその厳しい寒さで旅人を拒むかのようですが、「本当は冬が一番いいとき」と、京都の人たちはいいます。ぐじにまながつお、若狭がれい、蕪に水菜、九条ねぎ。魚は脂がのり、野菜は味わいが凝縮して旨みがたっぷりです。熱々の炊き合わせや、焼き物もいいし、名物の蕪蒸しも冷えきった体を芯から温めてくれます。京料理に舌鼓を打ちながら、改めて考えました。「京料理ってなんだろう」
1200年の歴史を紐解いて、美味の秘密を少しでも探りたい。一緒に食の迷宮へ旅立ちませんか。
第一部 京料理、雅なる歴史絵巻を紐解く
第二部 京都の食通が選んだ京の名物料理100
第三部 味の名家に伝わる家庭料理
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