重要文化財の中でも、「世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるもの」が国宝です。昭和26年以来、その数は1076件。意外なことに焼物の数はわずか14点。国宝の茶碗は8点でしかありません。南宋代の天目茶碗と韓国・李朝時代の井戸茶碗など海外生まれの茶碗が6点、国産は本阿弥光悦の「不二山(ふじさん)」と志野茶碗「卯花墻(うのはながき)」の2点です。あらためて国宝の茶碗に接してみると、昔の茶人の目の意識の高さに驚嘆するとともに、茶碗1つ1つの持つ深い宇宙に目を見張る思いがします。
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