2017/07/11

【伝統工芸の美、再発見 第7回】上田紬のワンピース

日本が誇る伝統工芸に携わるかたがたとともに製作した、現代の暮らしを豊かに彩る家庭画報オリジナルの逸品をご紹介します。

撮影/鈴木一彦



長野県の伝統的工芸品である信州紬。この名は、県内の産地によって名称がそれぞれ異なる紬を総称したものです。その中の一つである上田紬を使った、夏にさらりと着こなしたいモダンなワンピースができ上がりました。

c_170711_if_01.jpg 軽やかでありながら十分な厚みとハリがあるため、一枚で着られる。薄手の柔らかなストールと合わせたり、木や革などナチュラル素材のアクセサリーをアクセントにきかせるなど、着こなしの楽しみも広がる一着。

「色とりどりのブロックチェックの生地をひと目見た途端、緑溢れる石畳の街・パリで風を受けて軽やかにひらめくワンピースが思い浮かびました。日本の伝統的な手仕事で丁寧に作られたこのワンピースには、センスがよく、本当にいいものだけを評価するパリの人たちも興味津々となることでしょう」と話すのは、製作のアイディアを提案してくださった、翻訳家でありパリ暮らしを長く続けてこられているブシェ百合子さんです。

c_170711_if_00.jpg 脇にファスナーがあるため、着脱も簡単。ブロックチェックと無地の緑色の着尺地を贅沢に使っている。後ろ見頃も前見頃と同様に切り替えになっている。

ワンピースの生地に使われている上田紬は、今では上田でもわずか一軒が続けている手織りによるもの。人の手で織ることでしか生み出せない、そのふんわりとした軽やかな肌触りは、さらりと素足で着るとえもいわれぬ心地よさです。裾にスリットが入っているため足さばきもよく、ヒールにもフラットシューズにも合わせられます。気軽な散策にも、夏の旅先にも着てゆきたい一着です。

一緒に考えてくださったかた
c_170711_if_02.jpg ブシェ百合子(ぶしぇ・ゆりこ)さん
女性誌のライターを経てフランス語の翻訳家に。現在は昨年のゴンクール賞受賞作品を翻訳中。パリと東京を行き来しながら、両都市の文化の魅力を発信する仕事にも携わる。夫はパリ・銀座にレストランを持つドミニク・ブシェ氏。

この記事は全3ページです。

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