2017/05/24

氷上で髙橋大輔さんが立廻り、染五郎さんが宙乗りを! 氷上エンターテインメント「氷艶 2017 破沙羅」 

取材・文/小松庸子


予想以上に壮大で見応えのあるショーに仕上がっていました! 東京の国立代々木競技場第一体育館にて幕を開けた「氷艶 2017 破沙羅」。 5月20日(土)~22日(月)の3日間にわたり、各日2公演ずつ行われた ショーの初演レポをお届けします。

170525_hyoen_01.jpg 歌舞伎とフィギュアスケートが初めてコラボする氷上エンターテインメントであり、市川染五郎さんが演出と悪役・仁木弾正、髙橋大輔さんが源 義経、荒川静香さんが女神稲生と悪役・蛇髪姫の二役を演じると聞き、かなり期待はしていましたが、ここまでわくわくドキドキさせてもらえるとは!今まで見たことのないアイスショー、歌舞伎の舞台がそこにありました。

今回の「破沙羅」は女神が生み出す夢物語という設定で、遥か昔、神話の時代の日本を舞台に歌舞伎の善と悪のキャラクターが戦う物語です(あらすじ、配役などの詳細は「氷艶」の公式サイトをご覧ください)。

開演前。アイスリンクの上には舞台があるわけでもなく、いつものアイスショーと変わらない状態……と思いきや、第一幕目、荒川さん演じる女神が天空から降臨するオープニングの演出で、一気に心掴まれました。優雅なスケーティングで女神の神々しさ、凛とした強さと美しさを体現しているかと思えば、第一幕第五場では悪役に扮し、躍動感と迫力のある圧巻の滑り。観客を瞬時に物語の世界へと誘った荒川さんの存在感の大きさ、安心感を再認識しました。

そして、第一幕第三場で義経役の髙橋大輔さんが登場すると、会場が割れんばかりの歓声でヒートアップ!鈴木明子さん演じる静御前との美しいコラボから、剣舞を思わせる立廻りまで惜しげもなく繰り出します 。第二幕第一場、日本舞踊からのダンスシーンは髙橋さんファンの皆様にとっては、見どころポイントのひとつ。氷上にいるのにスケート靴を履いていない髙橋さんを見られるだけでも興味深いのですが、昨年出演したダンスショー「LOVE ON THE FLOOR(以下、LOTF)」の人気シーン「台(乗り)輔」をちらりと連想させる踊りのシーンがあるのも粋な演出です。それにしてもこの短い期間に、いつもの衣裳より長く重い歌舞伎風の衣裳を着て、氷上での立廻りや日本舞踊の振付、所作まで仕上げてくるとは。髙橋さんの踊りの資質の高さに本当に感嘆させられました。もともと抜群に踊れるスケーターではありますが、そのスキルの進化ぶりたるや! これはやはり「LOTF」の経験が効いているのではないでしょうか。ここに至るまでの努力の道のりを思うと胸が熱くなります。

すべての経験を吸収して、多様な引き出しを持つエンターティナーへと昇華し続けている髙橋さん。「氷艶」の公演をご覧になった皆さんは、髙橋さんが新たな扉を開けた画期的な瞬間の目撃者になるかもしれません。

この記事は全2ページです。

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