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家庭画報 2004年7月号

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■宝塚を語る
初舞台生が出会った
宝塚 憧れのシンボル

ご存知「大階段」や「銀橋」、憧れの大きな「羽根」。初舞台を踏んでやっと間近にすることができた、「宝塚ならでは」の華やかな世界を、第90期生の芽吹幸奈さんと愛原実花さんが案内してくれました。

大階段 〜 夢へと導く階段
38年間、舞台装置家として第一線で活躍される大橋泰弘氏は、試行錯誤を積み重ね、大階段を進化させてこられました。「手動から自動制御へ、1ミリの狂いなく、2分半で転換できるのは、ハイテク技術とスタッフの努力の賜物。転換の都合上使用しない時期がありましたが、お客さまからあまりにも強い要望があったため、改善し復活させました。ショーだけでなく、芝居の『忠臣蔵』で四十七士が渡る橋に見立て、手すりをつけて使用したこともあります」。足の踏み幅わずか24センチの階段で、舞い踊るのは至難の業。劇場を百花繚乱の天上世界と化す大階段は、宝塚の最高芸術といえます。

羽根 〜 スターのオーラ
トップスターが身につける「羽根」飾りは、宝塚の頂点に登りつめた者の証です。「とても強いオーラを感じます」と同じ舞台に立てる喜びを語る、第90期生の愛原実花さん。芽吹さんも「宝塚そのものを背負っておられるよう」と熱い眼差しで羽根を見つめています。
 フィナーレで使用されるトップスターの羽根は、出演者の平均身長が年々高くなったことから、徐々に大きくなり、現在では全長約2メートル、重量約20キロ。トップの羽根は平均150本、その他の主演クラスで約75〜100本、上級生は約35本、下級生は20本前後。宝塚のスターシステムは羽根の数で見て取れます。
 宝塚の舞台を彩る衣装は、すべて歌劇団内部でデザイン・製作され、靴職人までが従事。衣装デザイナーとして39年間、宝塚の美の伝統を守り続ける任田幾英氏のモットーは、「宝塚は『永遠の愛』がテーマ。衣装は、美しく透明感のあるものでなければいけません」。


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photo by 鍋島徳恭

左・舞台装置家、大橋泰弘氏。高さ4メートル29センチ、全26段。トップスターの聖域ともいえるセンターラインの10段目は、全客席から見えることを意識した究極のピンスポット。



photo by 鍋島徳恭

フィナーレで使用されるトップスターの羽根。



photo by 鍋島徳恭

右・衣装デザイナー任田幾英(とうだ いくえい)氏。衣装部は製作から着付けまで受け持ち、スタッフは総勢70名にも及ぶ。

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