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2017/05/31

目にも舌にも美味しい工芸茶、その魅力を探りに本場中国へ〈前編〉

「よい心が、よいお茶を作る」を信条に作られる工芸茶

170523_kougeicha_15b.jpg 代々、茶園とともに茶業を営んできた汪さん家族。右から順に黄山芳生茶業6代目・汪徽州(おうきしゅう)さん、工芸茶の父である5代目・汪芳生(おうほうせい)さん、5代目の奥さま・汪丽丽(おうれいれい)さん、6代目の奥さま・曹力克(そうりきこく)さん。

黄山芳生茶業は、初代・汪徳炫が19世紀半ば頃に茶園を初めたのが始まりです。30年程前、5代目の汪芳生さんが、お母さまが青梗菜をぎゅっと縛って干している姿から着想し、工芸茶を発案しました。飲むときに茶葉が口に入らず、捨てるときにも簡単で扱いが楽であるという機能面に加え、湯の中に美しく開く様子は何とも優雅。これまでになかった新しいお茶の楽しみ、愛で方を世に広めました。

170523_kougeicha_15c.jpg 白菊が3輪重なって浮かび、ピンク色のバラが彩りを添える「財源茂盛(ざいげんもせい)」。ますます人生の隆盛を極めるという意味がある。

「お茶に携わる人は、まずよい人でなくてはなりません。お茶と心は繋がっているものですから」と、汪芳生さんは言います。お茶に向き合う真摯な姿勢と実直な人柄は、工芸茶にあえて特許を取らず、内陸の貧しい山地農村でお茶を作る人々にその技術を伝え、工芸茶の父と呼ばれていることからもうかがえます。

170523_kougeicha_16.jpg お店の奥に展示されている康藝銘茶。それぞれのデザインや名前には、吉祥や長寿といった幸福への願いが込められてる。

「康藝銘茶」という名は、芸術的な価値があり、健康に良い銘茶という意味を込めて命名したもの。自社農園の黄山毛峰や祁門紅茶をベースに、漢方効果ある花を組み合わせて作られています。これまで作られたのは600種類以上。故事や故実にちなんだものも多く、康藝銘茶の美しさは、中国と徽州の文化や芸術が礎になっていることが分かります。

この記事は全7ページです。

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