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2017/05/31

目にも舌にも美味しい工芸茶、その魅力を探りに本場中国へ〈前編〉

地域文化が花開いた徽州の、古の面影を残す老街

170523_kougeicha_07.jpg 新安江の支流である横江。老街のある屯渓で合流し、杭州を通って東シナ海へと注ぐ。

黄山市あたりは、古くは徽州(きしゅう)と呼ばれ独自の文化を紡いできた地域。千年以上の長い歴史を持つ徽州文化は、シルクロードの分岐点として栄えた敦煌文化、仏教との繋がりが色濃いチベット文化と並ぶ、中国三大地域文化の一つです。一番繁栄したのは、明代から清代にかけて。新安江(しんあんこう)流域という水運交通に恵まれた地の利を生かした塩や茶の交易で、徽州商人は大活躍しこの地域に富をもたらしました。徽州商人は、商売人でありながら、清廉潔白をよしとする儒学を好むことから儒商と呼ばれ、手にした経済力を文化や教育に注いだといいます。

170523_kougeicha_08.jpg かつて埠頭として商業が繁栄した老街。1272メートルに渡って古い街並みが保存されおり、「中国歴史文化名街」に選定されている。

その徽州商人たちが、河から程近い場所に作った商業街が「老街(ろうがい)」。南宋の都の建築デザインを踏襲したという、白い漆喰の壁と小さく黒い瓦屋根、防火用の馬頭壁が特徴の徽派(きは)建築が並ぶ街並みからは、古き良き時代の風情を感じられます。

170523_kougeicha_09.jpg たくさんの種類が並ぶ茶壺専門店。迷いながら選ぶのも楽しい。


170523_kougeicha_10.jpg 絵画や書道芸術の要素も含んだ繊細な工芸品である嗅ぎ煙草入れ。店先で瓶の内側から描いてる様子が見られる。


170523_kougeicha_11.jpg 菊花も安徽省の特産品。菊花だけを扱う専門店もある。


170523_kougeicha_12.jpg 徽菜(きっさい)と言われる徽州の郷土料理のひとつ「毛豆腐」を売るお店。「毛豆腐」は豆腐が白い綿のような毛で覆われた発酵食品。

現在でも、特産品である硯や墨といった文房四宝の専門店や、土産物店や飲食店などが軒を連ね、賑わいを見せています。康藝銘茶を作っている黄山芳生茶業のお店は、この老街の中にあります。

この記事は全7ページです。

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