質問4
どれくらいの頻度で、どこにきものを着ていきますか?答え:平均すると週3回くらい、取材のときは基本的にきものを着ています「1月と8月を除いて、週3回~多いときには週5回ということも。取材時にはほぼ必ずきものを着ています。
というのも、苦い思い出があるからなんです。
13年ほど前でしょうか、草木染友禅の染色作家である小山仁郎先生の50周年記念パーティに伺った際、パーティ前に別の取材もあったため、きものではなく和のテイストが入ったドレスを着ていったんです。そうしたら小山先生が「君はきもので来てくれると思ったのに…」と、とても気を落とされてしまって…。
着崩れるのを心配して着ないよりも、気負うことなく着て行けば良かったと、もう猛反省しました。それ以来、取材時は基本的にきものをワードローブとしています」
イタリア大使公邸での取材で大使夫人と。この取材の模様は、『きものSalon』次号(2020年2月発売予定)内の「今日の装い。そのワケは?」にてご紹介予定です!質問5
きものを着るうえで気を付けていることはありますか?答え:衿もと&洗える長襦袢を使うこと「衿もとがはだけないように気を付けていますが、「ローズカラー」の長襦袢を使うようになってからはキレイに長時間決まるようになりました。衿をファスナーで付けるのですが、簡単に取り外せて洗えるので、いつでも白い衿でいられる点も魅力です。
長襦袢に関しても、取材などで朝から晩まで長時間着続けるので、洗えるものを選ぶことが多いですね。襦袢の素材はもちろん、洗うのに適した洗剤なども日々研究しています。洗うことに貪欲なんです(笑)」
長襦袢を研究し続けている両角さんの渾身の企画「着てみてさわって選んだお誂え&プレタ 噂の長襦袢」(『きものSalon 2019春夏号』)は大好評でした。