ピエール・ガニェール
ANAインターコンチネンタルホテル東京
秋のグランメニューから。2種類のうにが楽しめる前菜「雲丹、マッシュルームのロワイヤルとジュレ」。“厨房のピカソ”のひと皿に、東京の息吹をまとわせて
東京タワー、かすかにきらめく東京湾、そして快晴のランチタイムには富士山も望めるという絶好のロケーション。ホテルの36階にある「ピエール・ガニェール」を訪れたお客さまは、まずその眺望と優雅な空間に目を見張ることでしょう。
しかしそれは、美食の時間のほんのプロローグ。一たびコースが始まれば、“厨房のピカソ”とも呼ばれるピエール・ガニェール氏の天才的でアーティスティックなセンスに一気に心を奪われます。
前菜「カラマンシーヴィネガーで絡めたラングスティーヌ カボチャ 栗 ピュイ産緑レンズ豆 パセリオイルのアクセント」。メイン料理は「瞬間燻製したシャラン産鴨肉のロースト チョコレートを効かせたビガラードソースと共に」。「旬の食材も毎年同じ味わいではないし、お客さまの嗜好も日々変わっていく。レシピや既成概念にとらわれることなく、その時代、その土地の感性に合う料理を作る。それもガニェールの料理における大切なスピリットの一つです。
東京の四季を織り込みながら、おいしいだけではない、感動を与える料理を作り続けていければと思います」(赤坂洋介シェフ)。
東京店を守る赤坂洋介シェフは、フランス各地で修業後、2003年にパリの「ピエール・ガニェール」へ。ガニェール氏から大きな信頼を得る。ピエール・ガニェール
東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京36階
TEL:03(3505)9505
営業時間:11時30分~13時30分(LO)、18時~20時30分(LO)
月曜定休(祝日の場合は例外あり)
昼コース7000円〜。夜コース1万5000円~
個室2室
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/阿部 浩 取材・文/露木朋子
『家庭画報』2019年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。