2016/09/01

【受賞21作品発表!】家庭画報大賞 

審査員特別賞 今森光彦 選

想いを込めて

田子菜穗子さん、髙野武子さん(宮城県)
贈る相手●母(武子)から娘(菜穗子)へ


160903_700_KGT_07.jpg 若い頃より針と糸を手放すことなく、洋裁や編み物などの手仕事を楽しんできたお母さま。東日本大震災を機に娘さんの家に同居を始めたお母さまが、娘のために何か残したいといったことから、母娘による作品作りが始まりました。図案を起こして色を決めたのは娘さん、それを丹念に刺繡してピースを作ったのはお母さま、とりまとめてキルティングしたのは娘さん。母娘で力を合わせた大作です。
サイズ=縦196×横161センチ

【今森光彦さんから】 刺繡されているモチーフの形や、色バランスを考えながら仕立てられているところが素晴らしいと感じました。ポイントとなっているトナカイは、私自身もペーパーカットで作るモチーフでもあり、親近感を持って拝見しました。よい作品に触れると、創作意欲が刺激されますね。

160903_700_KGT_08.jpg 針仕事を心から楽しんでいるお母さまと、それがお母さまの人生の中の大切なひとときなのだ、という思いで温かく見守ってきた娘さん。お母さまがこつこつと作ってきた刺繡ピースが、娘さんのアイディアで大きな作品に仕上がり、お二人で喜んでいます。




審査員特別賞 貴乃花光司 選

紅花爛漫

藤崎節子さん(熊本県)
贈る相手●初めての女児孫


築123年の家屋に伝わる、行李や長持に入った大正~昭和初期にかけての古布。確かな職人技で作られた古布を生かしたいとの思いから、作品作りを続けてきたそうです。この作品は、白地に赤い模様が描かれた生地に紅絹を組み合わせ、市松模様に仕上げるというアイディアを思いついて制作。お孫さんの誕生を祝い、来客時に披露する際のベッドカバーとして使われたのもよき思い出となっています。
サイズ=縦179×横156センチ(ベッドカバー)

【貴乃花光司さんから】 日本の伝統的な素材を生かした、美しい作品だと思います。広い会場の中でも圧倒的な存在感を放っており、近寄ってじっくり拝見しました。形を変えて生まれ変わった貴重な生地が、お孫さんの誕生を祝う幸せな贈り物になるなんて、とても素敵なことですね。

160903_700_KGT_09.jpg シンプルな四角つなぎで仕立てられたベッドカバーは、中心のキルトラインは×印に、その周囲は3本の横ラインにするなど変化をつけて作られています。ドレスデンプレート型の花の形をアップリケしたプチクッションも、お揃いで制作しました。




審査員特別賞 花田景子 選

麻衣、ばあちゃんとってもうれしいよ

桐野佐恵子さん(岡山県)
贈る相手●孫の麻衣


旅行で一緒に訪れたモンゴルの思い出を書いたお孫さんの作文に触発されて、生まれた作品です。現地の子どもたちとの交流を記した内容に感動し、それを絵本で表現したいと考えたお祖母さま。パステル画の絵本だけでなく、布絵も同時に作ることで立体感や素材感も楽しめる作品に仕上がりました。モンゴルとの交流の一助にしたいという願いも込められています。
サイズ=縦42×横35センチ(絵本)、縦46×横55センチ(布絵)

【花田景子さんから】 刺繡で描かれた炎からは燃え盛る音を、傍らの子どもたちの表情からは息づかいを感じるほど引き込まれました。旅の思い出とお孫さんへの愛情は、この作品によって語り継がれることでしょう。協力されたご友人、見守るご主人の温かさにも触れることができました。

160903_700_KGT_10.jpg モンゴルの情景を思い出しながら、パステルで描かれた絵本。その中でも特に印象に残っている場面は、刺繡糸などを用いながら布絵でも制作されました。布絵を囲む額に本物の枝を使うことで、モンゴルの自然を表現しています。

この記事は全10ページです。

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